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【感染】をテーマにした映画の話

今回は「感染」にまつわる映画の話をしたい。感染系の映画と言えば、ホラー好きの私からすると、やはりゾンビ映画を思い浮かべてしまう。ゾンビ映画は「噛まれると感染する」という、いわゆる「接触感染」だ。しかしゾンビを「死者」としてではなく、「感染者」として表現した映画とえいば、2002年の「28日後」と、2007年の「28週後」を思い浮かべる。

28日後パケ画像

イギリスで発生した「レイジウイルス」による感染拡大の様子を描いた映画。ソンビではなく感染者のため、動きは人間のそれと全く変わりない。但し、非常に狂暴になっており積極的に人間に襲い掛かるのが特徴。こんなのに追いかけられたら、怖くてたまりませんね。

レイジウイルス2

現状を予見したような映画

コロナの影響で脚光を浴びた映画がある。「コンテイジョン」だ。コンテイジョンは、コロナ発生の約9年前の2011年のアメリカのスリラー映画。高い確率で死をもたらす感染症の脅威とパニックを描いた作品。

コンテイジョン

こちらはゾンビ化するような話ではなく、パンデミックの発生から終息する過程までを、かなりリアルに描いた作品だ。ドキュメンタリー映画のように、淡々と感染の恐怖が広がる様子を描いている。飛沫接触により感染するウイルスであり、現在のコロナ禍を予見したような内容だ。

日本版「コンテイジョン」

また、日本の感染映画と言えば「感染列島」が挙げられる。2009年の映画で、日本国内で発生した致死率の高いウイルス感染によるパンデミックの様子を描いている。こちらの映画は日本版「コンテイジョン」といった内容だ。まあ、公開はこちらの方が2年早いのだが。

感染列島パケ画像

こちなみに、感染列島でのウイルス感染による致死率は30%程度。コンテイジョンも20%~30%であった。もし100万人感染すれば、20万~30万人もの死者が出る訳だから、それは大パニックにもなるだろう。

元祖感染もの?

もう少し時代を遡ると、「アウトブレイク」という映画があった。私は、感染系の映画と聞くと、まずこの映画を思い浮かべた。元祖と言って良いのか分からないが、この手のパンデミックをテーマにした本格的な映画と言えば、この映画だと思う。

アウトブレイク

「アウトブレイク」は、1995年制作のアメリカ映画。アフリカから持ち込まれた非常に致死性の高いウイルス(モターバ・ウイルス)による未曾有のバイオハザード(微生物災害)に立ち向かう人々を描いたサスペンス映画。

この映画に登場するモターバ・ウイルスは、高熱、下痢、全身や消化管からの出血などエボラ出血熱に似た症状を引き起こし、体内に侵入すると驚異的なスピードで増殖を行い、内臓を融解させて感染者を数日で死に至らしめ、致死率は100%と極めて高い。感染したら100%死ぬって相当ヤバい。こんなのが蔓延したら、未曾有の大パニックになるだろう。

今回紹介した映画以外にも、同じようなテーマを扱った映画があるかも知れないが、とりあえず私が思い浮かべた映画をざっと紹介させて頂いた。どれも、今観ればよりリアルさを感じる事ができるだろう。気になった作品があった方は、是非これを機にご鑑賞いただければと思う。


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