2021年気になった歌詞たち②

2曲目( ゚Д゚)

すっかり書き作業お休みだが、とりあえず今年もなんとかかんとか音楽と付き合っていたので、まとめ的な文章をいくつか上げていく。とりあえず「歌詞」に焦点を当てて送るシリーズ。リリース順です。

●ゴスペラーズ「OVER & OVER」
(2021.3.10『アカペラ2』収録曲)
【隣にいた君が遅れた 「先に行くよ」 それも愛だろう】

約18年ぶりにアカペラのみで構成されたアルバム『アカペラ2』をリリースしたゴスペラーズ。【アカペラのみ】ということなので、リリースされた頃はメロディやコーラスばかり、中にはゴスペラーズファンの心をくすぐるフレーズが散りばめられたアレンジ曲もあったので、歌詞をほとんど追っていなかった笑。
今週、このリリースツアーの映像作品がリリースされ、そこで初めて歌詞とゆっくり向き合い、ハッ!とする歌詞に出会った。それが上に書いた部分。アルバムでは割と後半に出てくる曲なのだが、ツアーでは『アカペラドラマ2021~OVER & OVER』の主題歌というような扱いだった。

(アルバム『アカペラ2』トレイラーより。「OVER & OVER」は9曲目)
立ち止まったり、考えたり、それでも進んだり、いろんな決断をしながら時を過ごすのが人間。その中で出会ったり別れたり、ちょっと離れたり。当たり前の事なんだけれど、こんな時代だからこそより響いたフレーズ。特に自分は音楽との距離感が変化した。応援する気持ちが追いついていかない音楽もあった一方、前から気になってたからちょっとCD買ってみようかな~みたいな音楽もあった。足並みや心持ちにズレが出る。合わせようと思っても難しい時もある。その結果、離れてみるのも「それはそれで愛」。何事も無理なく付き合えるのがいちばん愛情深いような。いつかまた道の途中で再会できたらいいなぁと思う。

(映像作品『ゴスペラーズ坂ツアー2021 “アカペラ” #あなたの街にハーモニーを』ティザーより。「OVER & OVER」は3曲目)
ちなみに、この映像作品をみてもう1個ハッ!とした曲が。それがアルバムラストを飾る「インターバル」というバラード曲。❝アルバムの締め括りにふさわしいきれいな曲❞というイメージしかなかったが、実はメンバー紹介の曲なのであった。今までメンバー紹介曲と言えばアッパーで畳み掛けるものが多く、これは新しい!と。ハーモニーを心地よく聴けるこの曲は、❝アカペラ❞を今後も世に響き渡らせていくゴスペラーズのハーモニーの魅力、そして為人(ひととなり)をよく表せている。ただ、歌詞の様子がおかしいところもあるのだ。誰が考えたんだ…と、改めてアルバムクレジットを確認したところ、あの❝植松陽介❞さんだった。
…おいしい所を持って行きすぎな気がするのだ( ゚Д゚)
知らない人にとっては「どの?」って感じだと思いますが、おもしろいので検索して見てほしいです(=゚ω゚)ノ

映像作品で『アカペラ2』に触れたら、またCDを聴きたくなったし、歌詞に注目して聴けば、またいくらでもいいフレーズに気がつけそうです。底なしのアカペラアルバムです。


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