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大学院受験を振り返って

はじめに

今月、診療看護師になるための大学院受験を終え、無事合格することができました。受験にあたり自分が疑問に思い調べたりして臨んだことやその実際について、これから大学院受験を考えてる方や同じく診療看護師を目指している方の参考になればと思い少し振り返ってみようと思います。

受験前の準備

教授との事前面談

大学院受験にあたり必ずと言っても良いほど必要不可欠なことが教授との事前面談です。受験時の募集要項の中にも“事前に教授との面談を行った者”と言った文言もある程です。避けては通れない第一関門です。

まずは、事前面談の予約をする為に教授にアポイントメントを取ります。自分の目指す領域のホームページ等に必ず連絡先が書いてありますのでそこへメールで連絡を入れます。形式や例文は調べればたくさん出てきますのでそちらを参考に失礼の無いようにしましょう。

基本的に大学院を目指す方は入学したらどんな研究をしていきたいかをこの時点である程度固めて、その想いを伝えることが必要となって来ます。
私の目指した領域は入学後に研究等はなく、事例検討を重ねていくタイプの領域な為、事前にどんな研究をしていきたいかを教授へプレゼンテーションする必要はありませんでした。
当日の流れとしては、指定された時刻に訪問し、まずは教授ともう1人助手の方と3人で面談を行いました。私の場合は、なぜ診療看護師を目指したのか、なぜこの大学院を選んだのか、卒後はどのような働き方を考えているかと言った、基本的な者でしたので特に難なく終わりました。質疑応答の時間も設けて下さり多くのことを聞けたので有意義な時間でした。その後、大学院内の施設や授業風景など短時間ですが見学しそのまま終了となりました。

オープンキャンパス

大学院にもオープンキャンパスがあるのを自分は今回初めて知りました。内容としてはzoomで入学後のカリキュラムや他学と比較したときの強み、先輩方数名から実際のキャンパスライフなどを聞き、最後に質疑応答の時間がありました。質疑応答といっても先輩方数名と参加者数名でいくつかグループ分けされ、受験の勉強方法や過去に出題された問題など聞くことができとても有益でしたので必ず参加した方がいいと思いました。

出願準備

いよいよ出願になりますが、必要書類を整えるのも早め早めに行う必要があります。というのも、自分が卒業した大学から書類を取り寄せたり、現職場の部長や上司から推薦書を書いてもらわなきゃいけない為です。志願理由書など自分のことなのでギリギリでもかけるかもしれませんが他人に依頼するものは早めに依頼しておきましょう。
自分は募集要項が発表されてすぐに所属部署の師長を通して看護部長に推薦書を作成して頂きました。また、卒業証明証は郵送にて封筒で送られてくるのですが、おそらく“開封無効”と言った印が押されているかと思います。ですので、出願時にこの封筒を未開封の状態で送らなければなりません。危うく封筒を開けてしまい、無効となるところでした…。調べてみると、開封後の書類でも受理されることはあるそうですが、信用の問題になるのでこんなところで減点されるのもなんなので、皆様お気をつけください。

受験当日

受験時の服装

私は受験票が送られてきた際、特に服装など指定されることは書いてありませんでした。同じような方もいるかと思いますので私の例を参考程度に紹介します。
私の受験は2日間に分けられており、1日目が小論文と筆記試験で、2日目が面接でした。結論から話すと、面接時は必ずスーツで行きましょう。私は2日間ともスーツで行きましたが筆記試験時は私服の方も数名いました。その部分で減点等は無いと思いますが、どっちを着たら良いか不安に思ってる時点でもうスーツで行った方が安心かと思います。

筆記用具

特に指定の記載がなかったのですが、当日は鉛筆と消しゴムのみをテーブルの上に置いて良いとのことでした。数名がシャープペンシルやボールペンしか持参してなく借りてる場面がありましたので、当日の不安要素を少しでも減らす為に、どのような状況になっても対応できるように用意しておきましょう。

受験内容

受験内容は事前のオープンキャンパスで伝えられていた通り、医師国家試験の基礎問題から出題された感覚でした。事前に勉強していたとはいえ難しかったです。小論文に関しては多職種連携の事について1200字で書きました。小論文の書き方は多くのサイトに掲載されていますのでそちらを参考にし、あとは原稿用紙の基本的なルールを押さえておけば問題ないかと思いますが、自分は縦書きを想像していたのですが横書きだったので少し動揺しました。どちらでも対応できるようにしておきましょう。
面接は教員4名に対し受験者4名でのグループ面接でした。まず初めに1人ずつ自己PRを1分ほどで簡潔に述べる時間があり、その後テーマを与えられて8分間意見をまとめる時間を与えられました。ホワイトボードは事前に用意されており、よくある司会や書記、発表者など役割があると思うのでうまくこなせれば良いかと思います。自分ははじめに話し始めた人がいたので書記をしながら意見をまとめようと思いホワイトボードに書きながら自分の意見も伝え、終了の合図とともにまとめを発表してくださいと言われたので、なんとなくの空気で自分がそのまま発表しました。話し合ったテーマは医療現場でよくある内容だったのでとても話しやすかったです。
出題内容の詳細は後日別の記事でまとめますね。

受験後

結果発表

自分の場合、結果発表は郵送で送られてくる形式でした。簡易書留で分厚い封筒だと合格とよく言われていますが、確かにそのような形で届きました。自分の経験上、不合格の人は書類一枚で済むと思うので、確かに合格であれば返信用の封筒や振込書、これからの予定などが記された冊子など分厚くなるのも分かります。

入学前準備

来年の2月に詳細が送られてくるとのことでしたのでそこで指定があるのかもですが、現時点で特にこれをやれという指定はありませんでした。
しかし、入学前にある程度知識をつけたりしておけば入学後の授業や試験もスムーズかと思いますのでやっておいて損はないと思います。また、働きながら通う場合、現職場へ年間予定表を提出する必要があります。勤務調整のためですね。わかり次第早急に所属長へ提出しましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。受験は人生の大きな節目であり、不安がつきまとうものです。自分ももう2度と受験はしたくないという思いですが、今回ご紹介した私の経験で少しでも皆さんの不安が解消される部分があれば幸いです。質問等あればお答えしますので是非お気軽にコメントして下さい。

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