見出し画像

うつ病持ち設備設計が設備について熱く語るぞ:6.電気設備とはいったい?

どうも、沖やんです。
この章では、建物で使われる電気のことを説明します。
序章はこちら

電気って何者なの?

普段の生活において、工業製品はいろんなところで活躍しています。家庭を見回しても、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電、スマートフォンやパソコンなどの精密機械、照明や換気扇などの設備機器などがあります。それらは電気を必要とするので、電気は人々の生活にとって身近であるといえます。

また、日本の総エネルギー消費に占める電気エネルギーの割合(電力化率:一次エネルギーの総供給量に対して発電に使われるエネルギーの割合)は40%を超えていて、電気は生活や経済活動になくてはならない重要なものです。

日本の電源別発電電力量 ※1

人々の生活にとって必要な電気は、石油・石炭・天然ガスを燃料にしてタービンを回す火力発電、ダムに貯めた水でタービンを回す水力発電、ウランなどの核燃料の核分裂時の熱を利用してタービンを回す原子力発電、太陽光のエネルギーをソーラーパネルで直接発電する太陽光発電など、様々な方法で発電して家庭や各種施設に供給されています。

なお、ここでは電気の概要のみを書くことにします。原理や詳細については専門書や参考書をご覧ください。

電気設備について

建築の設備については大きく分けると空気を扱う空調設備、水を扱う給排水衛生設備、電気を扱う電気設備に分けられますが、電気設備の内訳は空調設備・給排水衛生設備に比べても非常に多岐にわたります。具体的な項目と説明は以下の通りです。

電気設備の種類と概要

上記の設備はこれまでの技術革新に伴って増えてきたものなので、技術の進歩によって電気設備も発展してきたといえるでしょう。今後もさらに設備の種類が増える可能性もあります。

電気設備の設計者は、上記の設備の機器を最適な容量・配置で選定して、空調・衛生・搬送設備からの動力容量の情報をもらって、確実に電気を供給できるように検討しています。つまり、建物の電気を確実に使えるようにするのも設備設計の仕事です。

※1 図説建築設備(学芸出版社)より引用

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?