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建築設備設計者が求められること+今後の進路検討

どうもこんにちは、沖やんです。
再就職から1ヶ月を迎えようとしています。平日は都内の建築設計事務所に出社するかたわら、土曜日は某設備設計事務所にレクチャーするという、いきなりダブルワークという状況になっています。先月まで無職だったのに

どうしてこうなったかよくわかりませんが、とにかく仕事を捌きまくってます。

建築設備の設計者が足りない!!!

再就職から1ヶ月を迎えるところですが、感想としてはとにかく業務量が多く、人が足りていないということです。

実は、平日の仕事(都内の設計事務所)では電気設備設計(のCADオペレーター)を任されています。電気設備設計者が足りてない(知ってた)

また、レクチャーしている事務所の人は、元は建築業界の外から来た人で、電気設備の設計者は社内にいるものの、機械設備に関して誰かからアドバイスをもらいたいという状況です。機械設備設計者も足りてない(知ってた)

ということで、電気設備も機械設備も設計者が足りてないということがあらためてわかりました。

また、自分がいかに恵まれた環境で仕事をしていたかということもわかりました。

設計者が求められるもの

そんな状況下で、今後どうやって仕事に取り組むべきかを考えます。

とにかく一人あたりの業務量が多い中、全部自分で取り組もうとすると、当然時間は足りません無理です
そこで、設計の段階を紐解いてみます。

実施設計時の設計段階表

ここで特に重要になるのが検討段階です。
調査段階では要点を押さえれば良く、また作図段階ではCADで読みやすくきれいな図面を描ければ良くなります。

しかし検討段階では設計者の意図が最も現れる部分であり、ここでしくじると工事時に大変なことになったり、竣工後にクレームが出たりします。

逆に検討段階でクリアな設計ができれば、工事はスムーズに事が進むし、竣工後のクレームは防げます。

ちなみに、基本設計では設計の段階構成が少なくなりますし、工事(監理)では関係者からの言うことに答えることの繰り返しが基本です。

結論として、実施設計の検討段階でしっかり検討できる人こそが、優れた設備設計者ですし、設計者はしっかりした検討が求められます。

今後の進路を描いてみる

これを踏まえて、今後の進路を検討してみます。

結論から言うと、分業制にすることで、設計者の負担を減らせる可能性が生まれます。

調査段階では聞き上手な営業担当が調査やヒアリングに行けば良いですし、作図段階ではCADオペレーターに描いてもらいましょう。

一方で、検討段階でしっかり検討することが求められるので、ここで自分がしっかり仕事をします

つまり検討段階でしっかり支えつつ、分業していくスタイルで設計事務所を開きたいと思いました。

ということで、人材不足の建築設備設計業界の一意見としてですが、課題の答えを考えてみました。
もしほかの意見があれば、コメントをくれるとありがたいです。

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