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『10歳からの考える力が育つ20の物語』 アリとギリギリス

 「10歳からの考える力が育つ20の物語」というタイトルで作 石原健司、絵 矢部太郎 サブタイトル童話探偵ブルースの「ちょっと違う」読み解き方 2021年11月5日第1冊の本書の20の中の一つにアリとキリギリスの話も載っており、2022年11月11日のnote投稿記事『破戒のススメ』ホリエアリとホリギリスで記載されてあるようにほぼ似通った解釈をしており興味深い内容となっていました。

 童話に隠されたもうひとつのストーリーを自分で考える力、本当のやさしさ、好奇心、想像力を育てて子供の興味を広げていく本書の構成になっています。

 現代の解釈として、アリの立場ならその物語の解釈通りでいいのですが、キリギリスの立場として考えてみた時に昼寝をして怠けていたということではなく好きなバイオリンでみんなを楽しませていた。さらに追加して言うならバイオリンを弾いて働いていたということならどうなるか?音楽で身を立てているプロの存在もあります。自分の大切にしているもので生活ができるならそれは、立派に正しい生き方ではないかと思います。その時代のようにアリのように働いて蓄えていくか、キリギリスのように自分の大切な音楽で生計を立てていくかの違いだけで両方の生き方が正解だと思います。皆様はどのように考えますか?

 

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