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『ツナグ』 もしもツナグを依頼するなら

ご存じの方もたくさんおられると思いますが、私は前情報もなく初めてこの辻村深月さんの生者と死者を一夜だけ再会させる仲介人「ツナグ」のDVDを鑑賞させていただきました。

『ツナグ』は、2010年、辻村深月さんの著した連作短編小説、およびそれを原作にした日本映画であり第32回吉川英治文学新人賞受賞作。2014年2月現大ベストセラー作品です。

辻村さん作品は初めてで、実は『おとなになるのび太たちへ』M.O kanoの読書部屋2022年1月13日 投稿のドラえもんの漫画でも関わりのあった辻村さんの代表的作品を読もうと思ったわけです。最終的には書籍でなくDVDを見つけましたのですぐに鑑賞させていただきました。

ファンタジーの部類に入るこの作品ですが、松阪桃李演ずる高校生の渋谷歩美が樹木希林(今は亡き)さん演ずる祖母アイ子からこの仕事を引き継いでいく中で3人の事例を各名俳優さんたちが演じていかれすぐにストーリーの中へ引き込まれました。本当にこのような仕事があるのではないかという錯覚にも陥りました。驚きのファンタジー作品です。

12年経過した今もこの作品の面白さ(笑いの方ではありません)を満喫させていただきました。

実は昨年末実の妹をステージ4で見つかったすい臓がんで短い期間で亡くしたので、私はかなりショックを受けていました。享年58歳でこれから人生の後半をエンジョイしていく年齢でありました。たまたまこの作品の仕事が本当にあるなら妹に会うために依頼をして、いろいろ昔の話、これからの話、特に初孫が生まれる直前の死去で無念だったと思いますが初孫の話もしたいと思いました。

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