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誰からかの贈り物
家にあるポトスを花瓶に入れていたら、根が出てきた。
職場の玄関に飾ろうと、ホワイトアスパラガスの容器を持って行って差した。
植物は呼吸している。1日経つと泡がプツプツついた。
「生きてる」少し嬉しくなった。
翌日出勤してみると、誰からか花のプレゼントが投げ込まれていた。
来る時に摘んだ花だろう。うなだれながらもそっとおさまっている花。「きっと枯れてしまうだろう。でも少しそっとしておこう」せっかくの誰からかの贈り物だから。
翌日まさかのことが起きた。花が咲いていた。朝一番だけだったが、私には奇跡に思えた。
気持ちのこもったお花にありがとうと言った。
またここに置いておくと、新しい贈り物が入ってくるかもしれない。少し楽しみになった。
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