嫌われるって意外と怖くない

私は小さい頃から変わっている子だったらしい。
親の話しによると、小学生の時に

「〇〇ちゃんから嫌なこと言われて納得いかない。
親に文句言いに行ってくる。」


と、学校から帰って来たかと思ったら
そのまま家を飛び出し、友達の親に直接
クレームを言いに行ったという。


その話を大人になって聞いた私は爆笑。
「どんだけ自我強いの?」と自分に引いたくらいだ。


しかし、そんなだった私は高校生の頃。
「学校」という縛られたシステムに
個性を抑えるのが限界になり、
高校2年のころから不登校になった。


そのあたりから社会人になっても
周りの目が気になって仕方なくなり、
最終的には20歳のころに対人恐怖症になった。


本屋さんやショッピングモールなど、
何てことないお店に行くだけでも
誰かに見られて笑われているような気分になり
汗が止まらなくなったり、
呼吸がうまくできなくなったりした。


そんな中出会ったのは、ネットワークビジネス。


当時海外に住みたいという夢がありながら
お金がないので仕方なく介護の仕事をやっていたが、
そこで「夢を叶えよう」とか
「お金持ちになろう」とかウマい言葉で
話しを持ちかけられ、
私は完全に騙されたワケだ(笑)


「お金持ちになりたい!!」と
ヘンなスイッチが綺麗に入り、
地に足がついてない夢見る少女のようになった。


最終的にネットワークビジネスは
もちろんうまくいくはずもなく、
100万近い借金を背負ったうえ
友達もいなくなり
家族からも白い目で見られ、
お金をつかむどころか
信頼を全て失うことになった。


でも私にはものすごい財産が残った。


「自分らしく生きてもいいんだ」
という思考。


毎週行われるセミナーでは、
・自分のやりたいことリスト作り
・言葉にすることで現実になる
・自分が輝いていれば周りにも影響を与えられる


など、前向きな話しばかり。
今まで自分を否定ばかりしてきて
殻に閉じこもる一方だった私からすると


「こんなに楽しんで生きてもいいんだ!」


と毎回衝撃の連続だった。


そこからは「人の目を気にするって何?」
というほど本当に自由に生きた。


念願だった海外に住むという夢。
北海道で農家やってみたいという夢。
女一人旅をしてダイヤモンドヘッドから
朝日を拝むという夢。
とにかく思い立ったものは片っ端からやっていった。


そして今、自分でも想像しなかった、
「東京でライターとしてやっていく」
という夢に挑戦しているところだ。


もちろん今までたくさんの人から
「なんか変わってるね…(笑)」とか
「ずっとウロウロしてるんだ?」とか
たくさん言われてきた。


でもこれが私の生きる道だ。


だから、
「変わってますよね~!
褒め言葉、ありがとうございます!」

と返す。
もうそんな言葉で落ち込んだりする私ではない。


自分を好きでいることが、
人生を楽しむ一番のコツだと気付かせてもらった。

こんな凄い変わり方をしたのだから、ネットワークビジネスにも感謝している。

私はこれからも
思ったことはハッキリ言うし、
やりたいと思ったことは即行動し続ける。


それが誰かを幸せにし、
将来の自分からも「ありがとう」と
言われる日が来ると信じているから。