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🇺🇸🇲🇽アメリカは、中国へのオフショアリングから、メキシコへのニアシェアリングの時代へ(大和アセットマネジメント 岩手氏/モーサテ20230810)

アメリカはサプライチェーンのメインであった中国からの分散化が進み、国別輸入割合はメキシコが1番となり、隣国ニアショアリングが進んでいる。

製造業PMIは、多くの国が苦しんでいる中、メキシコが強く、アメリカのニアシェアリングの影響を強く受けている。

メキシコの海外労働送金がなぜ上昇しているか、理由は、ニアショアリングが進むとアメリカへ出稼ぎするメキシコ人が増加し、サラリー上昇によりメキシコへの送金が増えるというロジック。その結果、メキシコの貿易収支が改善され、ペソ高の要因となる。

短期的には、メキシコの政策金利は11.25%と高く、高金利に着目したペソ買のキャリートレードが活発化。
米銀の信用不安、米国債の格下げ時、一時的に市場ボラティリティが高くなり、ペソ安となり振れたが、ボラティリティが低下する可能性が極めて強いため、今後はペソ高のトレンドになる可能性がある。

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