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園芸用にはビニールタイと結束バンドどっちが良いの?トマトやきゅうり固定や他の用途にも。

プランターで野菜を育てはじめて10年、適当にやっていて色々知らないことが多かったので、最近は色々調べながら試行錯誤しています。

今回は、トマトやきゅうりを支柱やネットに固定するのによく使われるビニールタイ(ビニタイ)と、結束バンド、どっちが良いのかなという話。

ネットで探しても動画で探してもどちらが良いとか比較とか全く見つからなかったので、比較をまとめてみました。

ビニールタイ(ビニタイ)

皆様よくご存知のこれです。正式名称はビニールタイ、買うときは園芸用ビニールタイを探して買うのが良いでしょう。
私の園芸歴の中ではこちらの方がよく使ってきました。園芸用に買うなら長さ15〜20cmのものがオススメです。

ビニタイの良いところは手軽さと再利用性の高さ

誰でも見たことも使ったこともあるビニールタイ。名称を知ってる人は意外と少ないかもしれません。ビニタイの良いところはなんと言っても

  1. 安い

  2. どこでも売っている

  3. 小さく薄く保管場所を取らない

  4. 再利用しやすい

というところですね。
安くどこでも手に入るというのは最大のメリットでしょう。色にこだわらなければドラッグストアでも100均でもスーパーでも買えます。

保管場所をとらないのも良いところ。園芸をやっているとなんだかんだで大量に使います。反面どこにしまったか忘れてしまうこともしばしば。野菜を育てている期間中はいつもさっと使える場所に置いておくのが良いでしょう。

また、利用が終わった後に、綺麗に解いて保管しておけば何度でも使うことができて経済的なところも良い点ですね。

ビニタイの良くないところ

特性上のことなので、良くないと言うと語弊がありますが、結束バンドに比べると以下のような点が劣っていると思います。

  1. 軽すぎて風の強い日に作業しづらい

  2. 束ねたとき一本一本を取り出しづらい

  3. 結束バンドよりは固定が緩い

  4. 余った先がやや見苦しく刺さることもある

大量に固定したい茎やツルがあるような時には、結束バンドに比べると、一本一本を取り出しづらく、風に飛ばされやすく、落としやすいビニタイはやや作業効率が悪いです。
慣れればサクサク作業は出来ますが、一本取り出す時や風で飛ばされて良く落としてしまったりしやすいです。

また、野菜の茎の固定には申し分ないのですが、ねじりが甘いと強い風や、中玉以上のトマトなどは重みで緩んで解けてしまうこともあります。捻る回数は5回以上必須と考えておいた方が良いでしょう。

また、固定が緩いため、野菜の茎の固定以外、例えば、ネットや支柱、ホースの固定などにはやや不向きです。

結束バンド


皆さまよくご存知の結束バンド、園芸にもよく使われます。園芸用に買うなら15cmのものがオススメです。

結束バンドの良いところは汎用性の高さ

  1. しっかり固く固定できる

  2. 一本一本取り出しやすい

  3. 固定が早い

  4. 園芸伊賀の用途にも使える

固定に関しては言うまでもなくビニタイに比べて圧倒的にしっかり固定できます。このため、野菜の茎の固定のみならず、ホースの固定や支柱の固定、ネットの固定も問題なくこなせます。

そしてビニールタイに比べて一本がつまみやすく、穴に通しさえすれば引っ張るだけで固定できるので、1箇所の固定にかかる時間はビニタイに比べて圧倒的に少ないというのも良いところです。

そして、結束バンドは園芸以外でも多用途で使えます。電源ケーブルを束ねるとか、ビニール袋を密封するとかでも使えますし、意外な使い方かもしれませんが、紙にパンチ穴を開けて束ねてまとめ壁にかけるなんて使い方も便利です。子供のいる家庭って配布物で捨てられないけど貼る場所がなくなるなんて時にとても有用です。また、暴漢が家に侵入して取り押さえに成功した時の拘束にも使えます。あ、これはいかんですね。

結束バンドは、紐状やパイプ状のものを束ねるだけでなく、髪や板など穴を開けて束ねたりぶら下げられるという割と汎用性の高いツールなのです。

ちなみに、実はキャンプや登山、釣りなど行く時に数本ザックに入れておくと割と重宝します。袋の密封や束ねることや、紐が切れた時の代替や補修なんかに使えます。

結束バンドの良くないところ

  1. ビニタイよりやや高い

  2. 数が多いと割と嵩張る

  3. 園芸用は割と売っていない

価格は平均的にビニタイの約2倍します。
緩めて外すことができる再利用できるものも売っていますが、価格が高く、汚れや痛みで何年も使えるとはかぎらないので結局は使い捨てタイプを選ぶことになるかと思います。

また、商品によっては固定部分が大きく、本数が多いと割と嵩張ります。

そして、園芸用に適した15センチ以上の長さの結束バンドは大きな100均やホームセンター、通販などに限られているのでどこでも入手できるという感じではありません。まぁ園芸をする人はホームセンターに良く行くでしょうからたいしたデメリットでもないでしょう。

総合評価

こうして色々比較してみると、園芸をこれから始める方や初心者の方が常備常用するなら結束バンドをおススメします。
さまざまな用途にも使いやすく、作業効率も良いので、値段以外でビニタイを選ぶ理由がありませんでした。

高いと言っても、ビニタイは200本300円、結束バンドは100本300円程度の違いなので、よほど大量に必要とするのでなければ問題にならないでしょう。

必要な本数は、トマトやきゅうり、豆類のツタ一本あたり5〜10本みておけば良いですので、大規模園芸でなければワンシーズン100本あれば十分だと思います。

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