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仕事では言葉はツール、人は違う生き物、という前提で行動した方が良いという話

脳科学的にも、個人間の脳の差異というのは著しい大きいとされています。処理する機関である脳が違えば感じ方も認識の仕方も理解の仕方もあまりにも千差万別です。

言葉は無形の道具

言葉は誰しも話せることから、同じ言葉を発すれば同じ認識で伝わるように思ってしまいがちです。しかし、言葉の意味は、その人その人の背景であったり、その場の雰囲気や経緯によって全く違う意味を持つものです。

メートル法のように、1メートルはこの長さであると規定できれば認識のすれ違いというのは起きないのでしょうが、同じ言葉は明確にこの意味であるというふうに定められるようなものではありません。

言葉は発した瞬間に他人のものになり、それは、自分の考えや思いの一部だけでを包み込んで渡すことができる入れ物のようなものと捉えておけば、どんな言語・非言語コミュニケーションをすれば伝わるかという大切なことに目を向けることができるでしょう。

共感脳と論理脳

何十年も前に、男女の脳の違いが様々な違いを生み出すと言われていた時代がありました。今の脳科学では脳の違いは男女の違いではないと言われています。

脳の違いは性別に起因するものではないとしても、長く営まれた人間社会の中の役割分担で、狩猟や戦闘の役割を担う側は空間把握・論理能力に長けて小さな進化を遂げ、家事・採集を担うことが多い側は言語・コミュニケーション能力が進化したということは役割ごとの小さな進化を辿ったということはあるのでしょう。結果多くの国や民族では同じような進化の系統を辿っています。

種としての傾向はそのようにあり、多くはそのように括ることができるというのも一つの統計的事実なのかもしれませんが、脳というのは小さな違いが感じ方も考え方も伝え方も大きな違いをもたらしてしまう、もともと千差万別なのです。もはや違う生き物と言っても過言ではありません。

しかし、私たちは、犬や猫などのペットとすらコミュニケーションすることができます。

つまり、理解できないことを前提に、相互理解するためにはどうするかということを考えながらコミュニケーションした方がいいのです。

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