見出し画像

ウルグアイの至宝・初来日ルベン・ラダ他へのインタビュー掲載

初来日直前、南米音楽の事を知りたいなら絶対見ておくべきマストなアフロ・カンドンベ・マスターのルベン・ラダの最新インタビューが掲載されました。有料記事になる前にぜひご覧下さい。

[2021.11] ルベン・ラダ、来日直前インタビュー

そして、彼が信頼してやまないウルグアイ音楽の要、カンドンベ太鼓職人であり自身も演奏するフェルナンド・ロボ・ニュネスも初来日です。
私がロボに会ったのは今からもう10年前。当時から海外公演で同じ太鼓大国の韓国には行った事があると話していました。以下はその当時ラティーナ誌に掲載された記事です。オンラインでは初公開となります。過去記事で私・谷本と西村はラティーナ誌に許諾していますので、Noteユーザーはずっと無料で読めるようになっているはずですのでぜひご覧下さい。

[2011.02] カンドンベの職人〜フェルナンド・ロボ・ヌニェス インタビュー〜

当時のエピソードを少し・・・
ルベン・ラダの朋友でもあり、日本のウルグアイ音楽紹介のキーパーソンであるウーゴ・ファトルーソが使う太鼓はロボか、ロボの息子たちの制作したものです。わが家にも彼の工房で制作された1セット3本(チコ、レピーケ、ピアノ)のウルグアイ・カンドンベ太鼓 Tamborがあります。
ウーゴはロボととても親しくて、自分の家のようにインタビュー時も顔を出して色々と世話を焼いてくれました。

画像2

(左より)ロボ・ヌニェス、ウーゴ・ファトルーソ、西村秀人
PHOTO: Masayo Tanimoto

その後ロボの二人の息子・兄フェルナンド(父と同名なのでFernanditoと区別して呼ばれる事も)と弟ノエの兄弟は同じく若手太鼓の名手、ディエゴ・パレデスとのトリオでHugo Fattoruso&Rey Tamborとして日本の国際交流基金のツアーで初来日を果たし、その際には東京藝大にてワークショップも開催しました。私もその場に立ち会いましたが、レクチャーされた方が自身の時間を突然短縮した上に無茶ぶりでいきなり同時通訳をふられて、かなり苦労した記憶があります。むしろ初めてのワークショップでじっくりと学びたい想いでしたから。その一ヶ月後レイ・タンボールは隣国アルゼンチン・ブエノスアイレスのBA JAZZ Festivalでもワークショップを実施、その様子を私は現地で見学しました。

画像1

フェルナンド・ロボ・ヌニェスの工房 PHOTO: Masayo Tanimoto

ルベン・ラダのステージではその辺についても思い浮かべながら演奏と歌を聞いてみて下さい。

現代ウルグアイ音楽事情(後編)も、近日中に掲載されますので楽しみにお待ちください。
(谷本雅世)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?