ひどい胃もたれの治療記録(効いた薬と副作用 まとめ)

以前の日記に書いたように消化器内科に通院していたが、効く薬がめったにない状態だった。薬の影響が出やすいのか、副作用で却って悪化したり、立っているのも辛い状態になったりもした。
そんな中、これまでの経過を自己分析して、自分にあった薬の種類と量を自分で選んで治そうとするようになって、副作用で辛い思いをすることが激減した。

(当時の自己分析はこちらのツイートなどで書いている。以下、そこから要点を抜き出して、加筆修正する。)

なお、1年以上胃が弱っていた後、背中をほぐす体操を始めたら少し改善して、朝の散歩を始めたら急速に治って行った。どちらも自律神経失調症に良いのだそうだ。これについては別記事で詳しく書いている。



下記の方法を組み合わせた。

■ドグマチール1/4錠~1/2錠


冬に1週間ほど続けた後、少しずつ減らしてやめた。
飲み始めに食べる量が増えたが、続けたからといってそれ以上はよくならず、薬をやめても悪化はしなかった。急にやめたら落ち込みやすさや動悸が出たので、数日かけて減らしていった。
その後、朝は薬用養命酒を、夜はドグマチールを飲むのを試したら、さらに良くなっていった。それでもまだ油が少しでも多いともたれるし、食欲が出ない時もあって本調子ではない。

夏にまた飲んだが、この時は効果がなかった。(この時期は、パンシロンを頻繁に飲んだことで、胃酸がより少なくなっていたのではないか。胃酸の少なすぎによる胃もたれにはドグマチールは効きづらかったのだろうか。)

■ガスモチン or 百草丸


飲み始めに食べる量が増えて、続けたからといってそれ以上はよくならず、薬をやめても悪化はしなかった。間を空けて数日ずつ違うものを試せば、その都度起爆剤となってくれるかもしれないと思ったが、そうはならなかった。なお、ガスモチンとドグマチールを併用して良いことは、薬局の方に電話で確認した。

■ 薬用養命酒


時期によってはよく効いた。ただし夜飲むと、7時間近く寝ても朝から頭が重かったり、ひどく眠くなったりしたので、朝だけにしたら、頭重がピタリとやんだ。夜アルコールを飲むことで、眠りが浅くなっていたのかも。
また、薬用養命酒でメンタルまで改善した感じがした。Twitterで検索すると、同様の声が結構ある。原因はわからないけれど、もしかしたら、腸の働きと関係あるのかもしれない。薬用養命酒を飲み始めてから、腸の働きが良くなった感じがする。そして腸の働きが整うとセロトニンが増えて幸福感を感じやすくなるそうだ(参照)。

■ジョギング・ヨガ・筋トレ

ジョギングをすると、ドーパミンやセロトニンが増える。どちらも胃の薬で増やしてきた物質だ。ということはジョギングは胃の治療にも良さそう。筋力も回復できるし、安定剤の離脱症状による動悸対策にも良い。

…と思ったが、たまに走るだけでは特に効果は感じなかった。毎日走ったらまた違うのかもしれないけれど。

「元気な時を10として、今はどれぐらい食べられますか?」

と医師から聞かれたのをヒントに、食べたものの種類だけでなく、量を割合でとらえて記録するようにしたら、変化を把握しやすくなった。

■抗うつ剤のジェイゾロフト:半錠を飲んだだけですごい副作用と、食欲の変化

副作用で吐き気がきついという声もあるし、効果が出るには月単位で飲み続ける必要があるのも難点。そうなると離脱症状を防ぐにはやめるのにも数か月かかりそうだ。
試すなら半錠を頓服で。

→と思っていたが、’23年4月、半錠を1回飲んでみただけで、頭痛がひどく、耳鳴りが起き、意欲がまるでなくなった。飲んでから3日間、かなりきつかった
ただ一時的に食欲が出過ぎる状態になった。食べ始めには食欲がないのに、食べ終わりには食欲旺盛で、その結果胃もたれした。
その後も食欲が出やすく、胃もたれは次第に減って食べられる量が増えてきた。 ドグマチールとの相乗効果だろうか。
医師はそのような話は聞いた事がないと言っていた。

→’23年10月。またあまり食べられなくなったので、もう一度試したら、食欲は出がちだったが不安定だった。夜中に空腹すぎて眠れなくなったり、逆に急にあまり食べられなくなったり。夕方に唐突におなかがすいて、動く気力がなくなったり。辛かった。
副作用は、頭痛、頭重、頭のしめつけが4日続いて辛かった。飲んだ直後の心臓が脈打つような違和感も。

「HT₂C受容体をブロックする働きが強いお薬は、満腹感を感じにくくさせて食欲を増加させてしまう」
https://cocoromi-mental.jp/cocoromi-ms/psychiatry-medicine/antidepressant/fat/
これだろう。この影響が飲んでから長期間続く。という事は、一度ブロックしたらはずれるのに何週間もかかるという事か。却って危険な気がする。

胃もたれが減ったのは、単に同時期に飲んでいたドグマチールやクエン酸の効果かもしれない。

ジェイゾロフトは二度と飲みたくない。
過去に別の抗うつ剤を飲んだ時には、こんな事にはならなかった。
なお、メンタルクリニックでは1日に数錠飲む薬なので、私が薬の影響が出やすい体質であるためにこんなことになっているのだろうと思う。

(今回なぜか、前回と同量飲んでしまった。普段なら必ず、副作用のきつい薬は減らす。・・・考えられないようなミス。栄養状態が悪くて、また思考力が落ちているのかもしれない。)

■アコファイド

を試せないか、次に病院に行ったら聞いてみる。
→経験上、私の症状だとあまり効かないだろうとのこと。(参照

■軽い胃もたれにはクエン酸効いた(自己責任で…)


※ 空腹時に飲んではいけない。胃の負担になって、胃もたれしやすさが急激に上がった。

空腹時を避ければ、胃酸の分泌を促す。
私の場合、胃酸を抑えるタケキャブやネキシウムを飲むと確実に胃もたれがひどくなるので、胃酸が足りていないタイプと思われる。そのため、胃もたれした時は、食後にこれらを水に少し溶かして飲んでいる。

クエン酸はフロム鹿児島のネット通販で。
レモン果汁はスーパーの瓶入りの。

市販の胃薬にも胃酸を抑制する成分が大抵入っている。これまでパンシロンをたびたび飲んでいたが、それによって胃酸が抑制されて、胃酸の出る量が余計に減ってしまったのではないか、と仮説を立てて、市販の胃薬はなるべく飲まないようにしてみたが、特に効果はなかった。
なお、胃痛が起きた時など、クエン酸でダメな時はパンシロンを飲む。

■栄養不足を何とかするために

あまり食べられなかった時でも栄養不足にならないように、対策を立てることにした。
これについては別記事で詳しく書いている。

<ドーパミンと私>


私は若干ADHDの傾向があると思うのだが、もしそうだとしたら元々ドーパミンは不足している。だからドーパミンの増減に心身が大きく影響を受けるのではないかと考えている。
例えば、
・ドグマチール(ドーパミンを増やす薬)たったの1/4錠で、メンタルの状態が良くなった。
・ドグマチール1/4錠を急にやめただけで翌日不安や落ち込みが出た(飲むのをやめた事自体を忘れていたのに)。
・ドーパミンを抑制するガナトンを飲んでいたら、ひどい疲労感が出た。

<体質と副作用>

薬が効きやすく、副作用も出やすく、離脱症状も出やすいようなので、種類も量も自分の体調に合わせて選ばないと却って悪化する。
病院で言われる、「この薬は即効性はありません」「この薬の影響は短時間で消えます」「このぐらいなら離脱症状はないです」は必ずしもそうではないと体が教えてくれているので、体の声に従って選ぼうと思う。

またネキシウムやリーゼのように、飲んだ結果良い時と悪い時がある場合は、薬が合っていないと考えて、すぐにやめるか減らすと良かったと思う。


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