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家族の入院をきっかけに、思いかけず一家の大黒柱となった私が、時間や場所に囚われず、家族との時間を大切にする生き方を模索して、ナースときどきフリーランスになるまで。

初めまして、りかです。

普段は病院で看護師をしている私ですが、
3月に転機が訪れ、フリーランスの道を
歩み始めました。

26歳の頃、母の入院を機に、
自分の人生が一変。

当時は自分の事を考える余裕もなく、
気がつけば、2年間時が止まったままでした。

今回、そんな私が自分の人生を取り戻し、
大切な家族を守るための力をつけるため、

フリーランスを目指すまでの道のりを
お伝えしていきたいと思います。

ー看護師への道ー

幼い頃から母子家庭で育ち、
働く母の背中を見て育ってきました。

仕事で苦労した母から”手に職を”と
看護師を勧められたことや

当時観ていた医療ドラマの影響で
看護師を目指すことに。

大学での学びを終え、
看護師国家試験に合格。

都内の総合病院に就職し、
心臓を学びたいという思いから、
心臓の集中治療室で働き始めました。

数年経験すると、
業務や人間関係にも慣れていき、

居心地のよいところで
ただ仕事をこなす日々に。

ー母の入院ー

社会人4年目の夏、母が難病で入院。

地元の病院では対応が難しく、
大学病院へ転院することに。

病院から提示された条件は、
"1日5万円の個室"への入室。
簡単に計算しても月150万の支払い。

母は意識朦朧とし、
判断できるような状態ではありませんでした。

これまで頼りにしてきた存在を失い、
急に全ての決断を背負わされることに。

命がかかっていたので、
お金は後でどうにかするとの思いで
転院を決断しました。

お金がないと選択肢が狭まる。
救える命も救えない現実

を思い知りました。

兄はいるけど、どこか他人事。

『母の代わりに私が大黒柱にならなくては』
26歳ながらに思いました。

自分の仕事と面会の両立、
さらに医療費捻出のために
休日もバイトに追われる日々。

時間の余裕も気持ちの余裕も失っていきました。


周りの友人たちが、
転職や結婚など自分の人生を
歩んでいる中で、

私は家族のために自分の人生を
諦めていきました。

また、いち病院の看護師としての勤めを
継続しており、

仕事中に母に何かあったとき、
すぐに駆けつけられない不安との闘いも
ありました。

今、目の前の人を救って、
自分の大切な人との時間を過ごせないなんて、

何の意味があるのかと
次第に思うようになっていきました。



この経験から、

大切な人を守る力を持ちたい、
お金や時間、場所で選択肢が狭まらない
そんな生き方をしたい

と思うようになります。

ー日常に埋もれる毎日ー

そんな気持ちを心に秘めながら、
状況を打破できない日々を送りました。

そんな中訪れたコロナ。

自分だけでなく、全世界の日常が一変し、
少しずつ自分と向き合う時間を
取り戻していきました。

働き方や自身の看護師としての今後を
考えるようになります。

興味を持ったYouTuberさんの
オフ会に参加したり、
ビジネス本を読んだり。

けれど、母が入院している状況で
自分の未来を考える余裕はなく、
本格的な行動には移せずにいました。

入院中には
「この医療費だったらクリニック1つ潰してる」
といった医師からの心無い言葉もあり、

八方塞がりの状況に
私は絶望していました。


そんな時出会った難病相談員さんの
言葉に救われます。

「病院のことは病院に任せて、
  あなたは家族のことだけ考えて

難病は今の医療では救えないことも
あるかもしれないけど、

人の言葉や関わりで人生を救うことができる
かもと思えました。

長い入院生活の中で、
転院を繰り返しましたが、

タクシー移動中に
母と語ったお互いの野望は忘れられません。

母は自分の経験を発信する、
私は難病とともにある人のサポートを
考える。という。

ー時計の針が動き始めたー


2022年秋、2年の入院を経て母が自宅に退院。
退院時には会社に介護休業を申し出ましたが、
要件から外れると利用できず。

会社での利用例を聞くと、
「看護師はみんな辞めている」

そう聞いて
会社員であることの
限界を実感しました。
 
母の退院を機に、自分の時間が
本当の意味で動き出したはずでした。

女性起業家のオンラインサロンに入会し、
一歩踏み出そうした矢先。

自宅の介護リフォームで
自分の時間を作れない日々が
続き挫折しました。
 

住宅ローンを組むことになり、
兄と折半で800万。

いよいよ自分で稼ぐ力
つける必要に迫られます。

自分の人生、
何も始まっていないのに、抱える負債。

奨学金も返し切っていないのに。
 
母が退院し時間的にも経済的にも
余裕ができた。
けれど、動き出せない自分がいました。
 
変わりたいのに変われない。

そんな自分と向き合おうと一人旅を決意。
辛いときに支えてくれたバンドの聖地を巡る旅、京都へ向かいました。


そのバンドは音楽で生きていくと決めた人達。

自分たちの楽曲が評価されるとか関係なく、
生きたい生き方を選んだ人たち。

自分もそういう生き方をしたいと気がつきます。


それから、とりあえず始めたブログ。
一か月投稿するも収益化への道のりが
わからず停滞します。
 
そんな中、

「春は人に会いに行け」

という言葉をもらう機会に恵まれます。
そして、その言葉をきっかけに
大きく変わっていくのです。

ーついに動き始めるー


生き方を模索する中で、
Twitterで"看護師・フリーランス"
という働き方をする方を発見しました。

私は「この働き方だ!」と思い、
すぐに連絡をとりました。

年齢も近く、
看護師としてのキャリアも似ている。

この人の生き方を知りたい。
そう思いました。
 
「春は人に会いに行け」

この言葉に突き動かされるように、
数日後、その人と直接会うことになったのです。
 
初対面の日。
ひと目見てわかるエネルギーに溢れた人。

その場にはその方がお世話になった
先輩も同席してくれました。

2人の転機やビジネスにかける想い
などを話してもらいました。

その中でビジネススクールの話がでてきました。

初対面でビジネススクール、、、
少し、構える自分がいました。

けれど、"できるかどうかじゃない、
やりたいかどうか"で決めてみてと言われ、
その場でチャレンジすることを決意。

帰宅後、1人になってみて突然襲われる恐怖。

SNSでの出会い。
何かの勧誘や詐欺だったのではないか
という懸念。

他の方法でも学べるのでは
という考えもよぎりましたが、

それはこれまでやってきて
何も変わらなかったと自答。

今まで、オンラインサロンや
ビジネス本を読むことに満足し、
ぬるま湯につかっていたのでは?

本気の自己投資に怯むなんて
「あなたは本気ではなかったの?」
と自問しました。
 
そして、自分がやる自信がないだけ

できない理由を探している自分がいたのです。
できる理由を探す自分でいたい。

自分を信じてみようと覚悟を決めた瞬間でした。

ー一歩踏み出してー

会ったその日に教材をもらい、
翌日からテキストに沿った勉強と
定期的な面談が始まりました。

半信半疑で始まったものの、
メンターさんの本気を感じ、

"やっている本人が本気でなくてどうする!"

と日に日に意識が変わっていきました。
 
今までは仕事をして疲れる毎日。

休みの日は母のサポートをする日以外は、
YouTubeを見てだらだら過ごすか、
目的のない買い物で浪費する日々。

それが、ビジネスを本格的に学び始めて、
生活のメリハリが生まれました。

メンターさんから
マンツーマンで学ぶことで、
あっという間にビジネスを学ぶ日常に。

本業は継続しながら、
合間での勉強や作業。

時間はないはずなのに、
無駄に過ごしてきた時間を活かせるように。

自分の人生を生きる実感を持ち、
堕落した生活から脱却していきました。

ビジネスの基礎を学び、
悩みに応えることが
ビジネスに繋がることを知ります。

経験は浅いけれど、
"この過程を発信することに意味がある"
と教えていただき、
Twitterでの情報発信が始まりました。

”一日3ツイート”

Twitter初心者の私は、何を伝えよう、
文章になるかなど様々な不安がありました。

けれど、教わった方法で
ひたすら毎日ツイートしていきました。

一歩踏み出してしまえば、
不安はなくなり、
いつの間にか継続できるようになりました。
 

そして、投稿を初めた当初、
同じく発信初心者の仲間と
出会わせてもらい、
同期の大切さを知りました。

徐々にTwitterに慣れ、
発信し、SNSで出会う人との関わりを
楽しめるようになりました。

少しずつそれが自信になり、
何事もできるかも?
という心持ちに変化していきました。

”こういう生き方をしたい”と思っても、
道のりがわからないと進めません。

世の中には様々なビジネスの方法や
理想の生き方をしている人がいます。

でも、一番早いのは、

"自分とどこか似ていている"部分があり
"既に理想の生き方をしている"人に
会って話を聞くこと。



そんなメンターさんに出会えたので、
自分もやってみたいと思い、
踏み出すことができました。

自分の考えを否定せず、
いつもよりよい方向に導いてくれる存在。
悩んだらすぐに相談。

そうやって学ぶことができる環境
だからこそ続けられています。
 

絶望的な経験をして、時間が止まっても
ゆっくりと自分に向き合い、
今があります。

大切な人を守るため。
大切な人との時間を後悔なく過ごすため。

必要な力をつけたい
という気持ちが
私を突き動かしています。


何度も自分の気持ちと向き合い、
捥がく中で、みつけた出会い。

そしてタイミングを逃さず
一歩踏み出してみた。

ただそれだけです。

私にはやりたいことがあります。
それは、

時間や場所、経済的理由で
選択肢が狭まらないように、

病気など困難を抱えて生きる人や
その家族が生きる希望を失わない生き方を
伝えていくことです。

自分一人ではどうしようもないこともあるし
動き出せない時期もあると思います。

でも、もし少しでも
今の現状を変えたい、自分を変えたい
という気持ちがあるなら。

こんな未来でありたい
という想いがあるのなら、
一歩踏み出してみてほしいと思います。

自分さえ変わろうと思って行動すれば、
未来が少し変わります。

その小さな変化が未来の出会いや
自分の変化につながっていくでしょう。

ーさいごにー

私が一歩踏み出すまでの葛藤や、
ここに至るまでの道のりを
お話してきました。

この話をきっかけに、
あなたがあなたの人生を歩むこと、
その気持ちを後押しできたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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