靴磨きオフ会に参加したら、ファンしかいない最高の天国だった。
Twitterで知り合った人が主催する、靴磨き好きが集まるオフ会「シューシャインナーMTG」に先日参加してきました。
私は普段磨くときは基本的に一人で磨いているので、とても新鮮で楽しい経験ができました!
そのオフ会の熱量が、本当にやばかった!
会自体がどんなものだったのか、また私が参加してみて何を感じたのか、まとめてみます。
■■シューシャインナーMTGとは?
靴磨き専用のTwitterアカウントを始めて2か月目にして初めて掲題のオフ会に参加する機会をいただき、恥ずかしながらもお邪魔しました。
(※そもそも私は、個人的な靴磨きの活動をTwitterや自分のブログ、会社のブログなど、ソーシャルメディア上に記録しています。そのなかで色々な人に出会い、意見交換し、モチベーションを保っていました。)
会場ではTwitterの友人だけでなく、Instagramで活動されている有名な方もいらっしゃいました。
普段本業で靴磨きされている方、革製品を自分で作っている方、シューフィッターの方、特定の靴ブランドの超絶なファン、とにかく海外靴が好きで50足ちかくお持ちの方、学生ながら靴磨きの楽しみに目覚めてしまった方などなど、たくさんの方とお会いできました。
■■参加して感じたこと
■一般人には話せない、ファンならではの激熱な情報に触れられる
とにかく、情報の濃さが異常でした。それもそのはずで、みんな自分の靴に愛情を持っているわけですから、人に説明したいんです。
オフ会に来ている方は当然ですが革靴が大好き。特定のブランドに価値を見出し、時に大金(10万であったり、20万であったり)を払う覚悟を決めて、欲しい靴をゲットしてきた経験のある方も多そうでした。
そんな人たちが「このブーツのボタンは、こういう風に脱ぎ履きするんです」とか、
「この靴紐かっこいいでしょ? 店舗で買うと予備と合わせて2種類もらえるから、たまに付け替えるんですよ」とか、
ネットではどう頑張っても分からない熱のこもった話を聞かせてくれるのです。
改めて思ったのですが、これって強烈な口コミですよね?
それを聞いている人は(私ふくめ)、「オーツカ(国内メーカー名)にはあんなブランドあるのか」とか、「やっぱりコルテ(海外メーカー名)は憧れるな」とか、考えてしまうわけです。
情報自体の質と、入り方(自分への浸透度、自分事感)が全然違うんです。
おそらく購入した人は、その靴を買うまでの苦労や買った瞬間の店舗体験を素晴らしい思い出として記憶していたからこそ、会場でその貴重な経験を他の人にも自慢(と言っていいのか)できるのではないでしょうか。
それには「なるほど!」とか「それはすごい!」と、うなずけることが多かったですね。
「モノを作れば売れる時代」は終わったとか、景気悪化による若年層の消費が落ち込んでいるとか言われますが、この熱量が今の革靴メーカーを支えているのか、と「ファンベース」マーケティングを間近で感じました。
■自分がどういう活動をしているのか整理できる
「自分の活動をどう伝えるのか?」を考える良い訓練になりました。
先述しましたが、会場には本当に色々なタイプの方がいらっしゃいました。靴を磨く人もいれば、靴を作る人もいて、販売する人だっていました。
私は「社内外で定期的に革靴を磨く」というちょっと変わった活動をしているタイプで、それを上手く伝える準備をしていなかったのが本当に悔やまれました。
「どんな革靴を、次に狙っているんですか?」という、超簡単な質問が来た時に、まごついてしまったのです。
・私は社内で靴磨きをしている
・自分自身、値段に関係なく色々な靴に触れたいと思っている
・ただ先日お客さんが持ってこられたCrockett & Jonesに魅了されてしまった
・今後も、出会った靴を試し履きして、合えば購入を検討したい
みたいな、「質問の回答 × 自分のストーリー」が出来ればベストでした。
それだけに準備不足が出て、会話が弾まなかったことが悔しいですね。自己ブランディングではないですが、「私はこういう人間だ」という話くらいまとめておくべきでした。
一方で、オフ会前に(それまで用意していなかった)Instagramアカウントを急遽作っておいたのは正解でした!
オフ会中にはアカウント交換が盛んにおこなわれて、名刺代わりにやり取りすることも多いからです。
Twitterならモーメントに、Instagramならストーリー機能のアーカイブにそれまでの活動をまとめておくと自分の活動を伝えやすくて良いと思います。
■■さいごに
私は自分が革靴好きだと思っていましたが、まだまだ勉強することが多いと改めて感じさせられました。
まさか飲み屋の席でも「お気に入りの靴磨きブラシ」の話をしていただくなんて、、すごく貴重な経験でした(笑)
今回お会いした方々の知識を吸収して、自分の糧にできるのではと思っています。さっそくスプレッドシートに靴磨きTo doリストを作っちゃいました。
今後も多分、別の会や靴磨きイベントでお会いする人もいらっしゃるはずですので、こうした出会いを大事にしていければと思います。