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美容院やお店でキレイに見える魔法の鏡【高透化ミラー】

高透化(こうとうか)ミラーという鏡がある

美容院やショップで気になる商品を身につけて鏡を見たとき

「今日の私ちょっとイイかも♪」

でも、帰宅すると

「あれ?ちょっと雰囲気が違うような・・・」
「こんな色だったっけ?」

このような経験、1度はありますよね。

店舗の照明の明るさやデザイン、スタッフさんの努力が何より大前提ですが、
鏡も一役買っている時があります。

普段私たちが目にしている鏡とは別物の、リッチな鏡があるのです。

高透化(こうとうか)ミラー
別名:白板(しろいた)
本来の色を忠実に映し出す鏡のこと

この鏡が主に使われるのは、
・色彩を大切にしている職業
・鏡を商売道具にしている人

美容院・ブランドショップ・宝飾店・化粧品店・カラリスト・メイクアップなど

普段私たちが目にしている通常ミラーは、実は若干青みがかっています。
これは、鏡の原材料の板ガラスに鉄分が含まれるから。

ガラスの鉄分を取り除き、
透明度が高いガラスを使用したものを高透化ガラス
それを鏡にしたものが、高透化ミラーです。

25〜30年前にヨーロッパで生まれたと言われています。

写真で比較 【高透化 vs 通常】

鏡になる前段階の「板ガラス」が色味の違いがハッキリわかるので、
今回はその写真を掲載します。

これは、都内の宝飾店で実際に納品したガラスです。

左:通常
右:高透化

画像1

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特に断面を見ると、高透化の透明さが際立っています。
高透化の透明度・綺麗さに思わずうっとり。

普段使いでは高透化ミラーと通常ミラーどちらが良いの?

ミラー素材2

そんなにキレイだったら、家中の鏡全て高透化ミラーが良いのでは?
と思われるかもしれません。

いいえ
ご家庭用の鏡は通常ミラーで十分ご満足いただけます。

まずコスパ!
高透化ミラーの相場は、通常の3-4倍
そして、この2つの鏡は見た目も全く変わらない。
熟練の鏡職人でも、並べない限り見抜けません。

高透化ミラーは「ここぞ!」の場面で
映したいものを鮮明に映す時に適した鏡。
誤解しがちですが
高透化ミラー=「美しい鏡」ではありません。

こだわりを持って高透化を
インテリアに活かしたり
ハンドメイドミラーを作成している例もありますが、
玄関やリビングで、ずーーーっと鏡を見続けることは無いですよね。
普段見慣れている通常ミラーで、十分なことが殆どです。

鏡というものは奥深く面白いもので
用途に適した鏡を使用することが大切で、
「美しいから全てに良い」 ということではないのですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!





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