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キャリアコンサルタント養成講習の振り返り【6日目】
キャリアコンサルタント養成講習受講中の加藤です。Xはこちら!
これはどんな記事か
10回に渡るキャリアコンサルタント養成講習の受講中に
・考えたこと
・気づいたこと
などを振り返る、学習記録です✍️
・キャリアコンサルタント養成講習に興味がある
・講習受講中で、ほかの受講生が考えていたことを知りたい
という人に役立つかもしれません
今回は、キャリアコンサルタント養成講習の6日目の気付きをまとめました。
講習を通じて得た気づき
1. 違和感に対する感性が足りない
今回のロールプレイにおける最大の失敗は、深掘りをすべきところを逃してしまったこと、そしてそれに気づいていなかったことでした。
具体的には、ロールプレイで扱った架空のケース「営業を23年間やってきた。向いていないと思うこともあったがなんとか続けてきた。会社の状況が変わり、転職を含めて今後について迷っている」という相談者に対し、「営業を23年間をもやっていて、向いてないって思うって変じゃない?」という疑問が持てなかったことです。
原因としては、あけすけに言えば「長年やっていたらそう思うこともあるよね」という自分の勝手な解釈が入り込んでしまったことにあると思っています。
ここから、「相手と自分は違う」ことを、理解できている“つもり”であったことに気づけました。
相手の持つ考えに対して、自分から見た相手に対する解釈のレンズでそのまま受け入れるのではなく、「どうしてこの人はこう思うのか」を聞くことが日常生活や仕事においても肝要で、ひいてはこれはキャリアコンサルタントとしての基本所作でもあるとわかりつつあるような気がしています。
違和感に対するセンサーが働かなかった一方で、クライアントの主訴にある転職を考えるにしても、営業を向いていないと思う気持ちについては深掘りが必要不可欠な点だと(事後的に)考えることはできます。
そんな私にとっての今後の対策は、
・気持ちが出ているところを拾い、尋ねることで、自分の解釈で相手を理解したつもりになることを防ぐ
・ゴール(今回のケースでは転職の検討)にたどり着くために、聞かなければならないところは何か
この2点を考えることかなと思っています。
これによって、聞くべきところをしっかり聞けるようにしたいです。
2. 短時間で今後の話まで進むのは、深堀が足りないから
1で触れたロープレの制限時間は約15分でした。
残り約1分に差し掛かったところで、今後の話(転職)について少し触れ始め、時間が来ました。
そのことに対して、先生から「今後の話まで進むのは、深掘りが足りないから」とバッサリ斬ってもらい、眼から鱗でした。
1と2は卵が先か鶏が先か・・・といった関係性ですが、今後ロールプレイを行う中で、先の話まで進んだときに何が良くなかったかを事後検証するにあたり大事な観点だと思い、あえて分けて書きました。
3. 口癖に気を付けたい。相槌のバリエーションを増やしたい
前回の逐語録を読み返し、「ありがとうございます」を多用していることに愕然。
なるべく言わないように意識して臨んで、「ありがとうございます」の使用回数は減らせました(自分比)。
でも・・・
今回は「わかりました」を多用していて、言葉がすり替わっただけで、本質は何も変わっていないことに唖然としました。
なんでこうなるのかについて少し考えてみたところ、思い当たる原因や可能性は3つありました。
①単なる口癖
②次の発話内容を考える時間稼ぎ
③間ができてしまうことで「頼りないと思われたくない」と思っているのではないか
①単なる口癖
思い返せば、かつて仕事で求職者の方のご相談をお聞きする際にも、「(考えて答えてくださって)(教えてくださって)ありがとうございます」「わかりました」などを多用していた気がします。
でも口癖って何がそんなに良くないのだろう、と考えると、それを聞く相手にとって
A. 口癖そのものが与える印象が不快
B. 何度も同じ言葉が出てくると気になってしまう(つい数えたくなってしまう)
の2点なのかなと思います。
Aの観点からは、
・「ありがとうございます」→おそらく問題なし。でも何に対してのありがとうなのか気になる人はいるかもしれない
・「わかりました」→その後の発言が的を射ていないと「本当にわかってるの?」と思われるリスクがある
Bの観点からは、
・同じ言葉でもトーンを変えて、違う印象にする
・「言語追跡から始める」など他から始めることを意識する
といった対策は取れるかなと考えました。
②次の発話内容を考える時間稼ぎ
クライアントの話を受けて、そこではじめて次に話すことを考えるのが大事だと先生はおっしゃっていました。
これを踏まえてみても、キャリアコンサルタントとして自分が発話する番がきたときに、「ありがとうございます」「わかりました」を言っている1〜2秒で、間を繋ぎつつ次の発話内容を考える時間稼ぎをしているのかなと思います。
③間ができてしまうことで「頼りないと思われたくない」と思っているのではないか
①も②もおそらく事実だし、原因ではあるのだけれど、一番自分の認知を変えなければいけないのはこの③かなと思っています。
クライアント役をやってみても、キャリアコンサルタント側が発話するまでにあまりに時間が開きすぎると、「この人に相談して大丈夫かな?」という気持ちがよぎると私は考えています。
今の自分にはどうしてもこの1〜2秒が必要ですが、
・信頼関係構築を他でしっかりする
・クライアントの発言を受けて、「そうでしたか。・・・(1、2秒)それで、〜〜〜」などと間をあける位置を変える
・事実が出てきたら感情を聞く、感情が出てきたら事実を聞く
このあたりを意識することで、頼りないと思われたくない自分を気にするのではなく、「あなたの話をしっかりと受け止めている。力になりたい。その上で、あなたの役に立つためにどんなことを質問すると良いか知恵を絞っている」というメッセージが相手に伝わるよう、改めて心がけたいなと思いました。
全部で10回講習があり、今回は講習6回目の振り返りを書きました。
残りの回の振り返りについても、こうしてnoteに書いていきます。
このほかにもキャリアに役立つキャリア理論や考え方など発信しているので、noteのスキやXのフォローをしていただけるとうれしいです!
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