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キャリアコンサルタント養成講習の振り返り【7日目】

キャリアコンサルタント養成講習受講中の加藤です。Xはこちら!

これはどんな記事か

10回に渡るキャリアコンサルタント養成講習の受講中に
・考えたこと
・気づいたこと
などを振り返る、学習記録です✍️

・キャリアコンサルタント養成講習に興味がある
・講習受講中で、ほかの受講生が考えていたことを知りたい
という人に役立つかもしれません

今回は、キャリアコンサルタント養成講習の7日目の気付きをまとめました。

講習を通じて得た気づき

1. 面談の進め方に迷うときとそうでないときの違い。この原因のひとつは「場数」らしい

12〜15分でロープレをする際に、面談の進め方に迷う場合とそうでないときがあります。(要するにムラがある)

今回の講習では、たまたま自分がキャリアコンサルタント役で扱ったケースは面談の進め方に困らなかったのに対して、クライアント役を演じたケースは、自分がキャリアコンサルタント役だったら一体どう進めていっただろう?と考え込んでしまいました。


「両者の違いはどこからくるのだろう・・・?
この原因が何かがわかっていないことが自分の問題だと思う」
と、毎回講習の最後に行われている振り返りの場で話しました。


講師の先生は上記に対して「場数の違い」とアドバイスをくださいました。

答えをすぐに与えた方がいい場面では即座にティーチングをしてくださるんだなという気づきとともに、このアドバイスを素直に受け止めつつ、やってみる中で違う要因も見つけたらそれはそれで言語化して残しておきたいと思います。

また、単純に場数を踏むのではなく、
・理論を実際の面談の場でどう活用していくと良いか
・細かな言い回し
といった観点から、自分の引き出しを増やすことでクライアントの方のお役に立てるようにしていきたいと思っています。

具体的には、以下の2点を残りの講習や面接対策講座等で取り組んでいきます💪

①自分がオブザーバーのときも、「口頭試問で聞かれる質問」をもとに自分がキャリアコンサルタントだったらどう考えるかを書いてみる

②就活中・育休明け・役職につけない・・・などのパターン別に「聞く視点・キャリア理論の活かし方」「こういう言い回しが使える」を整理・蓄積していく


2. 面談の序盤こそ、クライアントの言葉をそのまま使うことの重要性


ほかの受講生の方がこんなことをおっしゃっていました。

クライアント役のときに、自分が話した単語をキャリアコンサルタントに言い換えられて、「ん?」となることはあるけど、大体合っているから「(多少もやっとしながらも)そうです」ということがある

なぜ単語単位でも言い換えをするとラポール形成が難しくなるのか。

同じ意味合いのつもりでも、本人が使っていない言葉を使うと微妙なズレが生じ、それが積もり積もって関係構築にも影響し得るからだと、このひとことに理由がギュッと詰まっていると感じ、学びが深かったです・・!


また、この話を聞いて

・自分自身が、アイビィのマイクロ技法でいう「言い換え」と、キャリアコンサルティング講習でよく言われる「繰り返し」の違いがよくわかっていないのかも
・大学在学中、英語圏に留学をする前に先生から(英語のライティングにおいて)同じ単語を何度も繰り返すのは良くないと聞いたこと

について考え、だからこそ勝手に言葉を変えているのかもしれないと思いました。


「言い換え」と「繰り返し」に関して、実技試験対策用の書籍には、両者は「重なる」と書いてありました。

CL:山田と申します。いま上司と一緒にあるプロジェクトをすsめているのですが、上司とうまくいかないというか、いちいち考えが合わなくて対立してしまうんです。昨日は、私がろくな仕事をしていないといったことを言われ、もし改めないなら、このプロジェクトから降ろして給料も下がるようにすると言われたんです。

CC:山田さん、あなたはプロジェクトを一緒に行っている上司と考えが合わずに対立し、上司があなたをプロジェクトから降ろして、給料も下げるかもしれないということを気にしているのですね。

国家資格キャリアコンサルタント 実技試験(面接・論述) 実践テキスト 2023年版, p82-83より抜粋

 こうした発言が、アイビイの言う「言いかえ」です。本書で単に「繰り返し」と述べてきたことと重なります。クライエントが述べたことを繰り返すことで、「しっかりと話を聞いていますよ」という姿勢がクライエントに伝わるようにし、クライエントとの関係構築がうまく形成できるようにしていくやり方です。
 アイビイは、「クライエントの言葉の本質を捉えて、濃縮し明確にしなさい」と述べています。

国家資格キャリアコンサルタント 実技試験(面接・論述) 実践テキスト 2023年版, p82


これを踏まえて引用1つ目(CLとCCの逐語録)を読み返すと、「言いかえ」に関しては確かに「本質を捉えて濃縮し明確にする」の言葉通り、
・CLの用いた単語のみを使って
・要点に絞って
伝え返していることがわかりました。


まだまだ勉強を始めたばかりなので、ひとつひとつ自分のものにできるようにしていきたいです💪


参考文献

今回引用した書籍はこちらです↓

https://amzn.to/3SNQf8B

私が持っているのは2023年版ですが、2024年版が出たようです。

いくつかのケース・逐語録に対して、キャリアコンサルタントの発言の評価が○・△・×とその理由が解説されています。
(養成講習のロールプレイの時間を最大限活かそうと、私が最初に購入したキャリアコンサルタント関連の本で、ちょくちょく読んでいます)


最新版を待っていた方はこの機会にぜひ。


全部で10回講習があり、今回は講習7回目の振り返りを書きました。

残りの回の振り返りについても、こうしてnoteに書いていきます。


このほかにもキャリアに役立つキャリア理論や考え方など発信しているので、noteのスキやXのフォローをしていただけるとうれしいです!
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