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新たなフルーツ

GRAPEVINE tour2021のハナシ。
追加公演含め14本中8本、結構行けたなぁ。

2021.06.12@DRUM LOGOS

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ツアー初日、こんなご時世だから、「初日」と言えることがまず嬉しかった。
これまでのリリースツアー初日って独特の緊張感があってぴりっとしたムードのことが多かったけど、今回は前哨戦的に日比谷野音があったからか、わりとリラックスした雰囲気だった気がする。

とはいえ、こちら側の何が出てくるかの初日ドキドキは変わらないわけで、ポリゴンや大脳機能日にどよめき、lambにうわ〜〜〜!ってなって、Yellowで跳ねて。LIFETIME 2014ぶりのSUNは改めて美しかった。

これがもう最強で、演奏始まる前にやられてしまったよね…!

2021.06.13@広島 CLUB QUATTRO

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福岡から翌日の広島へ。昨日の今日だって、何かが変わる期待があるのがGRAPEVINEのツアー。

ねずみ浄土でマイクと少し距離を置いて入れるフェイクがとてもよくて、細部まで聴き惚れてしまう。余白さえも楽しむ演奏が心地よかった。

2021.06.19@CRAZYMAMA KINGDOM

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1番!序盤にして至上の番号!
(緊急事態宣言があって、当初金曜だったのが翌日の土曜に。)
最前ど真ん中で、思いのままに視線を寄せて堪能しました。始める前、また「よっしゃ♡」って言ってくれてたな〜。

本編のIPAもだし、この日のアンコ3曲目はすべ光で、余韻がじわっと残る終わりだった。

大脳機能日の後。最前だからそんなところも見逃さなかった!

2021.07.02@Zepp Namba

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わたしが行った前の3ヶ所とは少し変わって、Afterwardsのアウトロは何度聴いても好きだし、Weightはこの日の湿度の高さと相まって抜群によかった。

ねずみ浄土の歌詞ミス、本人も歌いながらにや〜っとしていたけど、歴史に残る間違いだったな…おむすびダーリンでおむすび降臨…!
そして終盤のお決まりのMCを挟んだ後のところ、(おそらく)本来ならばYellowなのにすっ飛ばしてリヴァイアサンを弾き始め、曲中に気付いたのか動作と口パクで「次に入れ替えて」って指示して、何事もなく過ぎ去っていったのでした。

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アンコールで野音の発表!「やったー!LIVEができる!」って本当に嬉しそうで、その姿にじーんとしちゃう。

この日はスタートが19時だったせいかアンコ2曲だけだったけど、久々に覚醒が聴けて嬉しい夜だった。

ここでわたしの前半戦は終了。

2021.09.04@NIIGATA LOTS

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後半戦の始まりは、またまたすごい番号で!1〜3番の方がみなさんセンター避けるタイプで、再びの最前ど真ん中。

少しずつ入れ替わったセトリは「この物語はこういう解釈もあるで」って教えられているようで、まさにGRAPEVINEそのものだなぁと思ったりして。久しぶりの冥王星が楽しくてにこにこしちゃった。

そして、アニキが新しいSGを!もうずっとあのレスポールとテレキャスだったからびっくり。この日はCOME ONとKOLでステージぎりぎりまで前に出てきてくれて、その2曲ともSGだったもんだから、余計に目が離せなかったな。

田中が「残り73万曲〜!」のとき、続けてちょっと小さめに「73万曲もあるからな、曲順間違わんようにやらんとなっ(笑)」って言ってたの、もしや誰かにエゴサ見せられてるの…!?

2021.09.15@LINE CUBE SHIBUYA

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大きなホールでバインを観るのは久しぶり。

こういうのも大きい会場ならではだね。

今回のツアーで観てきた中では1番どっしりとしていて、バインのペースに身を任せて楽しめた気がする。追加公演がなければこの日がファイナルだったわけで、そうであってもおかしくないような完璧さがあったな。

セトリも多少の入れ替わりはあれど大きくは変わっていないのに、どんな場所でやっても似合うのだから、すごい。音の広がりと同じように、こちらの気持ちもステージに返っていたらいいなと思った。

残りは追加公演。

2021.09.19@ザ・ガーデンホール

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デビュー日となれば行くしかなかった0919。

ぐんぐん深くなって、異世界で、どことなく終わりのさみしさも漂って、ツアー終盤のこの感じ。

24歳になったGRAPEVINEはとても素敵でした。0919の覚醒は特別!

2021.09.24@大阪城野外音楽堂

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最終公演にして至上の時。

シェヴィがとにかく美しかったなぁ…夜空との相性がよすぎる。このツアーを通して心奪われっぱなしだったlamb、この日はさらにぐっときて。
アルバムの曲達も、LIVEではこうなるのかぁ〜と感動した初日からどんどん熟成されていって、見事だった。

GRAPEVINEを見ていると、あぁバンドっていいな、バインの在り方っていいな、と思うんです。音楽を味わって進化させて放つことに対して、一切の妥協はないけれど切羽詰まってもいない、そのスタンスに憧れてしまう。

田中が「名残惜しいなぁ」って何度も言っていて、わたしもだよ〜〜〜って気持ちでしかなかった夏の終わり。何はともあれ、無事に完走完結できて本当によかった!
リリースツアーはいったん完結だけど、これからも新しい果実は日々美味しくいただいていく所存。


紆余曲折の渦中にいるときも、平穏に寝そべっているときも、傍らにはいつもGRAPEVINEの音楽を置いておきたいと改めて思った。そうして想いや経験に引っ掛かりのあった曲といつかLIVEで出会えたとき、もっと深く鮮やかになって自分の中に跳ね返ってくるはず。
いつだって怠りなく感覚を研ぎ澄ませて、それぞれの曲に対して相応しい解釈ができる人になっていきたいなぁ。

また次の機会まで、わたしはわたしの暮らしを続けていこう。

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