![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38842451/rectangle_large_type_2_c43cefaf500b15849f31bc4b25d67d56.jpg?width=1200)
それは幻想かい
秋の三部作、FALL TOUR 2020のハナシ。
デジャヴのように今年も全通。
回を追うごとに後ろにいくスタイルでした。
(東京はFC先行なのにお2階だったので5度見した。)
2020.11.01@神奈川県民ホール
ステージと客席がかなり近い作りで、ステージ前方を少し空けてセッティングされていました。
それでも5列目は細かな仕草まで捉えられる近さ!
こういうリリースが絡まないツアーはすべての曲が平等にセットリストに入る可能性があるわけで、どんな始まりでどんな展開をしていくのだろうかと、勝手に想いを膨らませてしまうのが常でして。
行きの新幹線で1曲目当てゲーム(商品は“道端の預言者”の称号)したけど2人ともはずれた
— Miki (@m_kaniini) November 1, 2020
わたしはスラップスティック、友人は鳥、でした。いつかそんなストーリーもあったらいいね。
本当のところは、始まりはHOPE。
去年のFALL TOURもホール公演(追加以外)でホールに合うような選曲だったので、ちょっと意外だった。けど、これ、去年の最終公演のアンコール最後がHOPEで。
そこから世の中は変わり、春のフェスや対バンツアーがやむなく中止となり、この日まで約1年GRAPEVINEとしてのLIVEは行えていなかった。
そうして久しぶりにステージに揃った日、「あぁ、あの日の続きなのか…!」と。ぐっとくる始まりだった。
いろいろな時期・タイプの曲が次々と繰り出され、1つの長いストーリーというよりもハイライトをどんどん見せるような感じ、それぞれに想いを飛ばしすぎると切替が難しいほど。
また始めるために、そのタイトルを言葉通り受け取るのならば、珍しくストレートだなと思った。
どういう意図を持って入れたのか知ることはできないし、そもそも曲の本意だってそれぞれの想像でしかないので、見当違いだよって笑われるだけかもしれないけれど。
報道はイントロで思わず顔を見合わせちゃった!
転勤があっていっそう好きになって、また聴きたいと思い続けていた片側一車線の夢も、やっと聴けて嬉しかったなぁ。
なんだか熱に浮かされたまま終わってしまった夜でした。
2020.11.03@オリックス劇場
演奏も客席も、初日より少しほぐれた空気だったかな。
一体感があってよかった。「あぁこの感じだよ」って。
大阪でのLIVEはいつも一段と楽しそうに演奏している気がして、観ているこちらも嬉しい気持ちになる。
すごい個人的な感想だけど、また始めるためにをこの日はMCしながらさらっとコード鳴らして入ってて、耳の準備ができて聴きやすかった。
ミスフライハイの2番の入り、かねやん指して戻ってこれなくなって「上腕二頭筋が愛おしいのよ」
— Miki (@m_kaniini) November 7, 2020
これ本当笑ってしまったよね。
2020.11.07@中野サンプラザ
あっというまの最終公演、本当に名残惜しかった。
2階席というものが初めてで、さすがに表情は読み取りにくいけど思ったよりは観やすく、音はめちゃくちゃよかったです。
この日だけアンコールに1977、最後はアナザーワールドで完結。
1977のほろ苦さがたまらなくて、聴けてよかった。最後のシーンだって思えなかったよ、本当に。
初日にシャッフルで聴いているみたいという感想を抱いたストーリーも、こんな短期間ではあれどしっかりと1つの形になった気がして、複数公演行く価値が改めて証明されていたんじゃないかな。
1つ1つの曲がリリースされたときやそのツアー、自分の生活や想いと特に重なってよく聴いていた時期のこと、思い出がどんどん芋づる式に蘇ってきて。
いろんなことが地続きで、わたしもずっと続いてきてて、その果てに今自分はいるんだって思えた。
過去を捨てたり無視したりはしないけど、やっぱり先へ進まなきゃならんのだ。
「この5人で再スタートを切れて嬉しいです…というのは真ん中で歌う私が1番感じていると思います、どうだうらやましいだろう!」と笑う田中和将のまぶしさよ
— Miki (@m_kaniini) November 1, 2020
あなたには敵わないよ、と思う。
甘ったるい愛を安易に放たない彼らが、そこで待っててくれることをこれからも期待し続けよう。
やさしい力はここにあるし、歌は聴こえてる届いてる。
幻想じゃないよ!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?