【開発現場あるある16】〜学ばないロマンチスト〜
どこの現場に行ってもよくいるのが、
自分達:アイデア=要求を出す側で、
エンジニアやプログラマ:その要求どおりに製作する人
大前提として、要求を出す側が、サーバーなりその言語なりの制約や限界を理解していれば成り立つんだけど、殆どのクライアントが、
「自分達の要求に応じて、その限界を何とかするのがエンジニア」
と、思い込んでる。
たしかに、
クライアントサーバー上でデータを管理してる環境であれば、サーバー自体を構築できたり、レジストリを操作できたりするから、柔軟な対応ができなくないんだけど、
それがクラウドサーバー上のサービス(GoogleAppsScriptなど)を利用してのツール開発だと話は別。
クラウド上だと、そのサービス提供元がいくら制限を最大限解除してたとしても、一定の制約があるし、下手に勝手にレジストリに該当する部分を触っちゃうと、他にどんな影響が出るかわからないからね。
セキュリティも強いし。
にもかからず、
クライアントサーバーでツール開発してた時代で意識も知識も完全に止まってる元エンジニアさんやPCの大先生レベルほど、
「俺たちはそれでも何とかしてきた
できないものをできないと言って差し戻すのは優秀なエンジニアじゃない」
と即断即決して、
「別のもっと優秀な人が(この世の)どこかにいるはず」
と理想を追い求め、簡単に優秀じゃないと見なすからねえ。
最初のうちは
できなくはない要求でも、
どんどん要求がエスカレートして、システムやツールはいつの間にか肥大化して、1回の最大駆動時間なり、セル数の限界なんかが出てくるので、
「これ以上は、マシンの限界が近いから、要求増やさないほうがいい」
と言っても、言い訳にしかとらえない理想主義者(=ロマンチスト)が多いからねえ。
しかも本人たちは、クライアントサーバーとかJavaの開発環境みたいなプラグインが自由な開発環境で感覚が止まっているから、
「Pythonでやればできる」
とWEBで齧って要求してきたりするんだけど、Pythonを直接インポートできる環境かどうかすら調べないし、こちらが調査結果で報告しても学ばない。
で結果、
不可能要求=パワハラを繰り返し、何のアドバイスもなく作業だけ丸投げして、何とかやりくりして作った成果物も、
「こんなことくらい自分達でもできる」
と、さらに勘違いし、結果、理不尽に首を切ったりするんだよねえ。
特に
COBOLみたいなレガシー言語だけで止まっている元エンジニアさんが一番危険。
最新の言語とかオブジェクト指向、WEBサーバーの仕組みなんかを知ろうとしないのに、数十年前の自分達の常識をいまだに押し付けてくるからね。
調査結果や根拠資料を公式ドキュメントで出しても、
「それでも俺たちの時代は何とかしてきた」
みたいなことを言って、食い下がるからね。
だったら、最初からその開発環境を採用しなきゃいいのに、、、
元エンジニアとか自負する割に、そこは詳しく調べないままに、安易に採用するからね〜〜〜。
ま、だから今エンジニアやれてないんでしょうけど。
で、いざ
他の人を探しても見つからなかったり、見つかって、改修をお願いしても、
「実はすでにマシンの機能を最大限引き出してくれてて、改修しようがない」
「こんなにシンプルなコードでここまでのものを作れない」
で、自分達が首を切った人間の優秀さに後から気づくんだけど、後の祭りでプライドだけは高いから、再度依頼するなんてこともできないんだよねえ。
解雇した自分達の判断が誤ってたのを認めることになるし。
まとめ
ベき論による不可能要求=パワハラ
と
自分と機械を過信
にはご用心🕺すぐに
学ばないロマンチスト
が出来上がります✨
生兵法はケガの素
機械は理想と自分達に都合だけでは動かない。
開発実績もある優秀なエンジニアやプログラマは、どこかの開発現場で学ばないロマンチストから解雇されても、すぐに他の職場があるから困らないし。。。
出来ないことを出来ないと断言するのが、エンジニアの仕事
学ばないロマンチスト(=理想だけ追う人)の要求ほど怖いものはない。
てか、ど素人の方が、何の先入観も思い込みもないから、できないものはできないと普通に素直に聞いてくれるし。
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