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【開発現場あるある10】〜ダメ策士〜

「(Slackみたいな)SNSがあるから大丈夫」

と、日常のやり取りをきちんとまとめずに、SNSに記録残っているから大丈夫と思い込み、情報を集約しない人。

社内SNSでSkypeやteams、Slackなんかが出始めて導入されてから、とみに、こういう管理者が増えたが、ツールをきちんと理解していないのか、できないことをきちんと把握せずに導入して、却って時間のかかってるツールマニア多し。

個人的には、SkypeかSlackか会社独自のSNSくらいしか経験はないけど。

例えば、

もう2年以上に途中参加したプロジェクトで使っていたのが、Skype。
(今は改善しているかもしれないけど)
当時のSkypeは途中参加した人には、過去のやりとりが見えない仕様になっていた。
管理者や最初から参加してる人には、資料の見方や格納場所などのURLが見えるけど、途中参加した人間には一切わからない。
そのため、作業を進めるのがこの上なく困難だった。
でその惨状を言っても、他の人は、自分達は見えて使えてるから、こちらのやりにくさを肌感覚で理解せずに、自分でなんとかしろで作業を振ってくる状態だった。
物理的に無理ー(ㆀ˘・з・˘)

Slackは途中参加でも、チームに入りさえすれば過去の履歴は見れるんだけど。
プロジェクトが発足して数ヶ月経っていると、やり取りの履歴だけで数千件行ってるから、それを見て1時間で重要事項や禁則事項を把握しろと言われても個人の認識能力には個人差も限界もある。

SNSって本来は、

ソーシャルネットワークサービス

で読んで字の如く、

グループでコミュニケーションするのに特化したコミュニケーションツール

だから

情報集約に特化したツールじゃない

👉いくら文字で記録に残っても、過去の履歴を全ての人が見れるとも限らないし、新規参画者が見て、すぐにわかる必要なことや注意事項をまとめられるものでもない。

にも関わらず、

トレンドなのか、業務や管理方法を理解してないのか、
「SNSツールがあるから〜〜〜。見ればわかる!。」で、
目先の利便性だけに飛びついて、それまでにやっていた情報をひとつにまとめるファイルを廃止しますみたいな管理者が増えたなあ。

策士、策に溺れるならぬ、

ツールマニア、ツールに溺れる = ダメ策士

そういった

過去の経験から、自分が行く開発現場ではどこでも、SNSツールでやり取りして

  • 重要な内容

  • 後から見返す内容

  • チームで共有する内容

  • 新規参画者が欲しい情報

などは、必ずエクセルシートに追記して、チーム内で共有するようにしてる。
ツールに踊らされたダメ策士さんたちが、それで何ヶ月〜1年後ぐらいに涙目になった光景を山ほど見てきたからね。

まとめ

どんな便利そうに見えるツールにも必ず、

ツール本来の目的(=コンセプト)と欠点があるので、見極めてからツールは使う🕺
いくら文字で残っても最初から、情報が一元集約された資料の効率には敵わない。


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