仕事が出来る若手になるな
※これは営利を求める民間企業の話です。
公益のために働く方にとってはあんまり関係無いかも知れません。
※あと自分はIT系の業界なのであんまりこの話がピンとこない人も多いと思いますが、そこはイイ感じで飲み込んで下さい。
仕事が出来る若手社員にはなるな。
若手は若手らしく先輩にすがって生きろ。
調子に乗って独り立ちするな。
言い換えると、「コスパの良い社員になるな」。
ちなみにボクは仕事が比較的出来る方です。多分。
奢り高ぶり過ぎてキモいけど、そのことは今はさて置いて、話を進めさせてくれ。
民間企業はどうやって利益を出すか。
安いコストで、お高い仕事をやる。
5,000円でマスクを売ったり、1万円でSwitch買うのと一緒。
3年目と10年目がおんなじ仕事が出来るなら、
給料が安い3年目の方を雇うべきだ。
ちなみにその場合、10年目の人はどこに行くかというと、コスト(予算)も高くて儲けもデカい所へ行く。
多分合ってるはず。
つまり企業にとって、給料が安くて仕事が出来る若手社員はあまりにも貴重。しかも時間が経つと給料が膨らんでしまう、消費期限付きのモノなわけだ。
さらに企業にとっては、この若手がどんどん仕事が出来るようになれば、他に人を増員する必要も無い。コストの無駄だから。
ここまでは企業側の目線のお話。
じゃあボクたち若手社員の目線は、もはや言うまでもない。
若いうちに仕事が出来るようになればなるほど、給料が高い先輩社員から仕事が引き継がれ、
引き継がれた仕事を完遂出来るようになれば、給料が高い先輩社員はもう用済み。
「人が減ったからもっと頑張らなくちゃいけない」??
するとどうなるか。
「お前は頑張って、もう何でも1人で出来るようになった!だからもう新しい人は要らないな!」
って上司に言われるわけ。
つまり、実際に仕事を遂行する側は、
仕事が出来るようになればなるほどディスアド(不利)にしかならない。
わかった?
仕事が出来るようになればなるほど、お前に仕事は降ってくる。
わかった?
企業は数字で仕事を考える。
この仕事は理論上5人いれば出来る。
なら5人しか枠は無い。
いや待てよ?
有能な、しかも安い若手が2人分の活躍をして、4人で仕事が完遂出来そうだぞ?
これはすごい質の良い儲けだ。
仕事の胃袋がデカくなればなるほど、上司はお前の胃袋に無限に仕事を突っ込んでくる。
わかった?
分かったら、もう1人で仕事するな。
先輩を巻き込め。
先輩がいないと仕事分かりませーーーん!!
って言え。
間違っても、
先輩が居なくても、なんとか頑張ってやり切れます!!
なんて無責任なことを言うな。
誰に対して無責任かというと、
自分の身体とかなんやらに対して無責任だぞ。
分かったら、仕事が出来る若手にはなるな。
先輩がいればギリ仕事が出来る若手になれ。
安いコストで仕事を完遂するな。
分かった?
仕事が出来る若手社員にはなるな。
約束だぞ。