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レゲエダンスの神Bogleが亡くなった

2005年1月20日、有名なレゲエダンスを多く創り出したダンサー、Bogle(ボーグル)が射殺され多くのダンスホールレゲエファンが悲しんだ。

Bogleは、90年からジャマイカンメンズレゲエダンサーのトップとして腰の低いトリッキーなダンスを次々考案したレゲエダンスのパイオニア的な存在で、Mr.Wackyという愛称で慕われていた。
Bogleの名前が付いた曲がいくつもあるが、その中からVoicemailの「Wacky Dip」はBogleへの追悼と、Bogleが作ったダンスを後世へ残すために作られた曲だ。
曲中の踊りはBogleが創り出したもので、「Wacky Dip」「Willi Bounce」「Famous pose」などのボーグルが作った有名なレゲエダンスを見ることができる▼

チョコレートプラネットの松尾さんがレゲエネタで踊ってるあのダンスや▼

リアーナも「Rude Boy」のMVやライブ、トークショーなどで踊っている姿を見かける▼

この曲が流れる時代は、日本でレゲエブームが起きていてレゲエが流れるクラブが多かったし、踊りやノリが知らなくてもBogleは一見簡単そうな踊りのため初めてクラブに遊びに来た人からダンサーまで楽しんで踊っていた。
でも、本当は奥深い動きしてるんです▼(0:40〜自身の名前をダンス名にした「Bogle」のレクチャー)


さて話は戻って、サウンドStone Love(ジャマイカで約50年活躍しているDJチーム)のダンス(ダンスパーティのこと)ご用達のダンサークルーBlack Roses Crewのリーダーとして大人気だったが、様々なダンサーがオリジナルダンスを大量に創り・消費する時代になると新人John Hype(ジャンパイプ)に人気や王座を奪われ始めていた。
アメリカで一緒に営業することもあったが、お互いがお互いを罵倒し合うシングルをリリースし、いつもディスりあっていた。
ある日、John Hypeと口論になり帰り際John Hypeと有名Deejay(ヒップホップで言うラッパー)BeenieManの弟に唾を吐いたそうだ。
その帰りガソリンスタンドに停車中、バイクに乗った何者かにBoogleが射殺されたのだ。
その後John Hypeの留守宅で全焼したり、Beenie Manの母親の家も放火されたりと様々な事件が起きたが未だに一連の犯人は逮捕されていない。(参照

16年経った今でもダンスホールレゲエファンから愛されていて、昨年まで毎年全国のレゲエが流れるクラブで追悼イベントを行われていたようだが、今年は緊急事態宣言が出てるので無理だろうから家でボーグルの映像を観て追悼しよう。


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