源泉徴収票もらった!内容確認してますか?
こんにちは。
メタップスHDでre:shineと人事労務を担当しているイケダ(@m_ike)です。
無事に年末調整業務が終わり、ほっとした気持ちで、お正月のお節をどうしようかな…と考えながら書いています🤔
さて、今年最後の給料や賞与が支給されると、源泉徴収票が発行されますね。今回は、源泉徴収票をチェックして、今年の自分の働き方はどうだったか、昨年との比較や来年どう働くかなど、年末年始のお休み中にじっくり考えてみませんか?というお話です。
特に、社会人一年生や年の途中で転職された方は、しっかり源泉徴収票のチェックをしましょう!
源泉徴収票のここをチェック👇
源泉徴収票とは、一年間の収入と納付した所得税額を記載した書類のことです。さまざまな情報が記載されていますので、特に注意して見ていただきたいポイントをいくつか挙げていきます。
先ずは、年末調整が済んでいるかどうかをチェックしましょう👀
もし、摘要欄に『年調未済』 と記載されていた場合は、ご自身で確定申告をする必要がありますので注意が必要です。
続いて、要チェックなのは、この2点です。
①支払金額
いわゆる『年収』に相当する額です。その年の1月1日から12月31日までに支払われた基本給や各種手当・残業代、賞与などを含めた1年間の合計額で、通勤手当・慶弔見舞金など非課税扱いの手当は含まれません。
②源泉徴収税額
1年間に納めた所得税の合計金額です。年末調整が済んでいる場合は、還付や追徴がされた後の所得税年額が記載されています。
年末調整未済の場合は、納めた所得税額のままですので、確定申告を行うと所得税の還付や追徴が発生し、最終的な所得税年額は、この金額から変わることになります。
その他の項目は、主に年末調整で申告した情報が記載されています。
これらの情報は②の所得税額を算出する為のデータとして考えてOKです。
例えば
扶養家族の有無や個人加入の保険の有無など
→ 課税対象額が変動し、所得税額の増減につながります
前年と比較していかがでしょう?
「年収が上がったのに手取り額が増えてない…😢」と思われている方
給与が上がると連動して社会保険料や所得税も上がってしまうので、なかなか増えた実感を得にくいかもしれませんが、前年の源泉徴収票と並べてみると、着実に増えている!と感じることができますよ💰
もし、源泉徴収票に書かれていることを一つずつ確認してみたい方は、こちらの「2 各欄の記載要領」を参考にしてください。
年の中途で入社した人はここをチェック👇
年の中途で入社した社員から、前職の源泉徴収票が現職の会社に提出されると、その分も合算をして年末調整を行います。この場合、源泉徴収票の摘要欄にこのように記載されますので、間違いがないかチェックしましょう👀
前職の源泉徴収票を提出していない人は、この記載がありません。その場合は、年末調整が済んでいないので、確定申告をしましょう。まれに、現職の収入だけで年末調整をすることもありますが、原則、年末調整は行えないことになっています。
このように源泉徴収票には、あなたの大切な個人情報が満載です。
ご自身の氏名・生年月日・住所はもちろん、年収や前職の情報、家族の情報、加入している保険・金額、持ち家かどうかなども、この一枚から読み取れてしまいます。源泉徴収票は、データでも紙でも大切に保管しましょう。
源泉徴収票が間違っていたら!?
もし、年末調整で申告した情報が源泉徴収票に反映されていない・内容が間違っているのを見つけたら、会社の担当者に確認をしましょう。この場合は翌年1月に再年末調整を行ってくれる会社が多いです。修正後の源泉徴収票の交付を忘れずに受けましょう。
但し、ご自身の都合による修正の場合、例えば、申告モレ(証明書が間に合わなかった)や、源泉徴収票を受け取った後に扶養家族に変動があった場合などは、原則、会社では再年末調整は行いません。ご自身で確定申告をしましょう。
確定申告が必要となる『乙欄』に注意
前職の源泉徴収票を出したのに、年末調整に反映されていない…😢
乙欄に〇がついていませんか?
在籍している会社が一社だけの場合、給与・賞与計算は税区分の甲欄を使用して所得税を算出するのが一般的ですが、退職後に支給された残業代や賞与に対しては乙欄を使用することがあります。また、乙欄で計算された収入・源泉徴収税は、年末調整で合算してはならないルールなので、提出した前職の源泉徴収票を返却してもらい、確定申告を行いましょう。
乙欄で計算された所得税は高額なので、必ず確定申告をして払い過ぎた分を取り戻しましょう!
確定申告をするとふるさと納税に影響!?
さまざまな理由から、ご自身で確定申告をすることになった場合、ふるさと納税でワンストップ特例の申請をしていても無効となってしまいます😲
確定申告の際に、忘れずに寄附金控除の申告を合わせて行いましょう。
詳しくは、こちらのnote記事をご覧ください👀
源泉徴収票を受け取って終わり!ではなく
・正しく計算されているかどうか
・昨年と比べてどんな変化があったのか
・年収と労働時間のバランスは自分にとって適正だったか
・今後の年収を増やすことを考えたとき、今の働き方を続けていくのがよいのかどうか
そんなことを、年末年始のお休み中にじっくり考えてみるきっかけにしてみませんか?🎍
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