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【映画記録】竜巻VS酸性雨！ディザスタームービー

2024年9月9日 13:39

立て続けにディザスタームービーを観たので
久しぶりの更新です。
※現実でも気候変動による異常気象の被害が相次いでいます。
この記事はあくまで映画の感想を語るものです。
異常気象による被害の描写もございますので、
その点ご留意ください。

一本目【ツイスターズ】

1996年公開のツイスターの続編ですが
物語上のつながりはないため本作から観た方でも
十二分に楽しめます！
と言うより、
超面白いので筆者は本作をアツく推します！
4DXと字幕2Dで観ましたが、圧倒的に4DX推しです。

舞台は巨大竜巻が頻発するオクラホマ。
竜巻を追う命知らずの【ストームチェイサー】を描く本作。
一作目のヒットにより、
現実にもストームチェイサーが増えたとか増えてないとか。

なにしろ勢いがイイ！
主人公ケイト（デイジー・エドガー・ジョーンス）の
過去を描く冒頭シーンは
後に彼女のトラウマになる出来事を描いているため
悲痛なシーンになっていますが
それも、ものの１０分から１５分程度。

以降はメソメソしている場面が少なく、
愛する故郷を守るべく竜巻に立ち向かう
熱きチームヒーローものになっています。

テンポも良く、キャラクターも快晴の空のごとくカラっとしていて
観ていて全くストレスなし。

ケイトと学友のハビ（アンソニー・ラモス）は勿論、
やはりグレン・パウエル演じるタイラーとその仲間たち！
このTornado Wranglersがめちゃめちゃいけてる！
いけすかないSTORM PARより
断然友達になりたい！

Tornado Wranglersの車両はギミック満載で
ラストでも最高の働きをするので
くすぐられること請け合いです。

終盤、竜巻に襲われる街で彼らが避難誘導をするシークエンスでは
避難した先が映画館。
さらに映画館のスクリーンが飛ばされ、
客席側からそれを写すという
臨場感に振り切ったショットも楽しめます。
「今！映画を！観てるーっ！」という幸福感満載です。

キャラクター、話運び、音楽、
どこをとっても最高の娯楽作品です。
回数も減ってきているので
気になる方は今すぐ劇場へ！

スタッフ
監督
#ジュスト・フィリッポ
脚本
#ヤシネ・バッダイ
ジュスト・フィリッポ

こちらも異常気象なんですが、
酸性雨の酸性度合いがえげつなく、
エイリアンの体液を薄めた感じの（わかりにくい）
途轍もない酸性雨が降ります。

ディザスタームービー好きな筆者ですが
おそらく最初に触れたのはそれこそツイスターの一作目や
98年のディープインパクトになると思います。
ディープインパクトあたりは隕石衝突モノが多かったような。

地震、洪水モノもたくさん観てきましたが、
そのどれとも異なる酸性雨は、なにか予想外の恐怖というか
「もし自分がこの状況になったら初動どうすべきか？」が
全くわからず、未体験の恐怖を感じました。
※抗いようのなさと、「溶け」描写は97年のボルケーノを想起しました。

余計な説明は最小限、
且つ映画開始25分ほどそれっぽい被害が見えないことが
突然やってくる酸性雨の恐怖をしっかり演出。
本当にこんなのいきなり来られたらどうしようもない。

強烈な酸性雨により車は使えなくなる、
雨が止んでも濡れた部分にはさわれない、
基地局もやられているのか携帯はつながりにくい、
水道水は飲めなくなる。
屋内に逃げられたとしても、真綿で首を絞められるような状況。

ここに追い打ちをかけるのが家族のギスギス。
カラッとしたディザスターものだと、
災害から逃げていても
みんなで頑張ろう！生き抜くんだ！という
前向きなエネルギーが感じられるものです。

ところが本作は
あの時あなたがああしていればこんなことには！
というありがちな家族喧嘩を
極限状態でも平気で繰り出してくるので
「この状況でそれ言う？」の連続。

挙句、超強力な酸性雨が降った直後の真っ暗闇で車が立ち往生。
物事の分別はついているであろう娘ちゃんが
ワケもわからず車の外に飛び出す始末。
目も当てられません。
娘…頼むからやめてくれ…。

行き着く先の救いの無さ、やるせなさは
みんな大好きミストっぽさもあり
ぐったりな一本（褒め）

同じディザスタームービーでも、
ツイスターは頭と体を使って立ち向かおうぜ！
ACIDEは極限状態に置かれると人間はこうも愚かで脆い
を描いています。

対照的な2本が同時に劇場で観られるこの機を
逃す手はありません！

※画像はIMDbより引用

#映画感想文

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