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2024/5/18哲学対話×LEGO®SERIOUS PLAY®~「こころの豊かさとはなにか」について考える~レポ

哲学対話とLEGO®SERIOUS PLAY®をコラボしたらどうなるのかな?という実験イベントの第3弾を実施しました。

目的:レゴで思いを表してから哲学対話をすると、対話が深まるのか試してみる

参加者:PEATIXを使って一般公募、4名

時間:3時間

レゴの基礎的な練習の後、「自分が、こころが貧しいなと思う時はどんな時?」と「こころの豊かなときはどんな状態?」という作品を作っていただきました。

各人に、作品について説明してもらいました。
「こころが貧しいとき」のキーワードとしては、「不安定」「周りが見えていない」「他人と比べる」「卑しい」といったものがでてきました。
「こころが豊かな状態」についても、作品について説明してもらった後に、お互いに質問や感想を言いました。
「こころが豊かな状態」については、作品タイトルとして「こころが豊かな状態にあるときに必要な要素」を付箋に書いてもらいました。

第2弾のときの反省を活かし、今回は、対話を重視して行いました。3時間あると、ゆったり対話でき、休憩の時間もお互いが興味のある対話や映画の話などをして盛り上がりました。
参加した方から、「今日の対話は今まで参加した哲学対話の中でもとても深く対話出来て、いい時間だった。」と感想をいただき、とても嬉しかったです。
その理由として、その方は「知識を自慢するような参加者がおらず、今日参加された方は、みなさん自分の経験から自分の考えをお話していて、その姿勢が伝わってきたから」とのことでした。レゴを使って話すと、考えが可視化されて出てくるので話す方も聞く方も、わかりやすく伝わりやすいという利点があると思います。
また、哲学対話では、たまに一人で長時間話し続け、他の参加者がうんざりしている場がありますが、レゴを使うと、参加者全員が意見を言えるし質問もできるので、大変いいシステムだと再確認しました。
他の参加者からも「作品について、自分が思っていたこととは違う説明を聞くと、他の視点と気づくことができるし、他の方から質問を受けることで、「ああそういえば、自分はそう考えていたかもしれない。」と思い当たることがあったり、気づきが多かった」という感想をいただきました。
あっという間の3時間を実りある時間として過ごせました。参加者の皆様、どうもありがとうございました!

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