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2023/3/17「見返りが担保されていないことに労力をかけることについて」対話レポ

二子新地にある駄菓子の木村屋さん(の奥のフリースペース)で初開催しました。
3月12日の日経新聞の哲学カフェの記事を見て参加を決めたという方もいらして、計7名での対話となりました。
今回は、テーマを当日集まった皆さんで決めるという方式を取りました。

候補となったのは
・見返りが担保されていないことに労力をかけたくないですか?(例えば、勉強すれば将来何かの役に立つの?)
・普通とは何か。
・対話って何?
・悪いことのない世の中の方がいいのか。

多数決は取らずに、話し合いで問を決めようと私の中で決めていたので、皆さんの話し合いの中から、問いを絞りました。結果として「見返りが担保されてないことに労力をかけること」から各自の経験について話し合い、それに関連して「普通」や「善悪」についても考えようということになりました。

対話の中では
・子どもに対して、お手伝いをすると「お駄賃」という方式をとっていたが、よかったのか。
・子どもをほめるのは大事と言うが、ほめられないと何もできない人間に育ってしまうのか。
・承認欲求は誰にでもある。見返りとして認めてほしい気持ち。
・〇〇しないと、××になる、悪い子には鬼が来るというようにネガティブに見返りを使うこともある。

途中から「普通について」や「平均値とは何か」「失敗はしたほうがいいのか」と新たな問いが生まれてきました。

いつもは、「振り返りシート」というものを皆さんに書いていただいていますが、今回は「いま、もやもやしているのはどんなこと?」というモヤモヤシートを記入し、皆で共有する時間を最後に取りました。

記入前
記入後

今回は、テーマから派生してどんどん新しい問いが生まれ、拡散していった感じがしました。次回はテーマを絞って深掘りする形でできたらいいなと感じました。
参加してくださったみなさま、ありがとうございました!

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