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clusterのワールドクラフトに触れてみました

1.前書き

 以前、Clusterカンファレンスで発表された記事のうち、AvatarMakerについて触れた記事について書き、cluster Advent Calendar 2021に投稿しましたが、その後、ワールドクラフトの方も使えるようになったので、こちらも触れてみることにしました。

Clusterカンファレンスに関するクラスターのnote:「一緒にメタバースをつくりましょう」──アバター制限解放にOculus Quest2対応、オリジナルアバター作成機能、乗り物機能など大規模アップデートの発表多数!『Clusterカンファレンス - メタバースを再定義する -』イベントレポート
https://note.com/cluster_official/n/n7049166820d4

AvatarMakerについて書いた私のnote:clusterのAvatarMakerに触れてみました
https://note.com/m_hayase256/n/n0665cfbaf5ac

なお、cluster自体は様々なデバイスに対応していますが、上記のAvatarMakerの機能について書いたnoteと同様に、今回の記事でも断りのない場合、スマートフォン版clusterを使用しています(画像も基本的にスマートフォン版clusterのものになります)。こちらで紹介した機能は、このnote公開時点のもので、今後のアップデートで変更される可能性があることを留意願います。

2.ワールドクラフトの起動の仕方



clusterを起動し「つくる」を選択し、テンプレートを選択するとワールドクラフトが起動します。

スマートフォンでclusterを立ち上げた時の画面(加工後)

スマートフォン版clusterを立ち上げた所。「つくる」を押すとワールドクラフトが起動します。

3.ワールドを作ってみる

操作は難しくなく、操作に慣れてしまえば、割と良い感じに作れると感じました。

作成中

作成中のワールド

完成したワールド

完成したワールド

Four miniature gardens
https://cluster.mu/w/b0b0f46b-1553-41ce-ae2c-fba4a17e4058

4.ワールドに入ってみる

AvatarMakerと同様に、一旦作成してしまえば、他のデバイスにインストールされたclusterからも入ることが出来ます。

PCで入ったときの画像

※分かりづらいですが、PC版clusterで撮影しています

5.AvatarMakerとワールドクラフト機能を触ってみて

AvatarMakerとワールドクラフト機能の両方を触ってみて比較してみましたが、共通しているのは「敷居の低さ」だと思います。一例を挙げると、どちらもスマートフォンだけで対応できるというのは分かりやすい部分だと思います。アバターにせよ、ワールドにせよ、PC側で作成してそこからアップロードして…、ということからすると手順がかなり減っていると感じます(デバイスとしてもスマートフォンだけで完結できるのでスマートフォンしか持っていない層にもアピールできると感じます)。他に、あらかじめパーツが用意され、それを元に作成するという部分も通じていると感じます。「用意された範囲」でしか出来ないと考えることもできますが、「何を用意すれば良いか分からない」という層であれば恩恵を感じやすいと思われますし、「用意された範囲」で作ってみて、物足りなければ改めて環境を整えた上でCluster Creator Kitを活用してワールドを作ってみるといった方面に進むという方向で良いと感じます。
 という訳で、AvatarMakerの時と同様に、最後にOculus Quest2版clusterで入ってみました。

Oculus Quest2で入ったときの画像

※分かりづらいですが、Oculus Quest2版clusterで撮影しています

6.追記(2022年6月4日)

このnoteを執筆後、しばらくワールドクラフトを主体にワールドを作ってみましたが、操作性などを考えると、ワールドクラフト機能は携帯性に優れ、場所を選ばず使えるスマートフォンと相性がよいと思います(落ち着いて取り組める環境と、インターネットと接続するための回線と紐付いているスマートフォンを所持していることが前提ですが)。clusterに投稿するワールド作成は、「PCだとCluster Creator Kit、スマートフォン(+タブレット)だとワールドクラフト」という棲み分けはできるかもしれません(ワールドの動作検証する場合に様々なデバイスでテストする場合を除きます)。ハロークラスターに参加していると、ワールドクラフトに関する機能追加が紹介されることが多いと感じます(UI/UX周りの変更やアイテムの種類が追加され、スクリーンも設置可能になるなど、このnoteを最初に書いた時と比較してもかなり変わったと感じます)。
 なお、アバターが変わると視界が変わって操作する感覚が変わるので(恐らく、主観視点で操作するせいでアバターの"目"に当たる部分の高さが変わるためだと思います)、同じアバターを使った方が良いと思います。アバターマーケットの記事で紹介したアバター+AvatarMakerで作った五つのアバターで比較しましたが、明確に背の高さが異なるアバターを使うと視界が変わることが分かりました。アバターマーケットなどで普段とは異なるアバターを購入して使う場合、普段使っているアバターと比較し、背の高さが高い、もしくは低い場合は操作性が変わったことが感覚的に分かる位に差が出るので注意が必要です。参考のため、アバターマーケットのnoteで紹介したアバター+AvatarMakerで私が使っているアバター(このnote執筆後、AvatarMakerを使って自分のアバターを変更しています)で視界を比較しました。


「アバターマーケット 2022 春」に行ってきました

検証に使ったワールド:Aerial garden


アバターが「AvatarMakerで作ったアバター」の場合の視界
アバターが「星の子」の場合の視界
アバターが「ジェネリックドコカノうさぎ★ブラック」の場合の視界
アバターが「ぴよぴよ(ぺんぎん)」の場合の視界
アバターが「スワンアナゴ」の場合の視界

視界を比較すると、結構差が出ることが分かります。個人的な感覚ですが、背の低い(アバターの"目"に当たる部分の高さが低い)アバターは視野の関係でワールドクラフト機能との相性は余り良くないという印象を受けました。

画像の通り、手がないアバターでも問題なくワールドクラフトは可能です


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