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転職後、2週間で退職。ハードモードな人生。

 私は、新卒から3年務めた保育士を去年の3月で辞め、そこから自分の将来を深く考えるようになった。保育士という選択は、自分で選んだ訳ではない。保育士だった母親や、保育士を目指していた友だちに影響されたこと、またしっかりしなければいけない一般企業での就職を心のどこかで恐れ、企業で働く自分の姿をなぜだか想像できなかったから、消去法と逃げで選んだ。
 保育士を辞めた後、発達支援教室に就職したが半月で退職した。今までは途中で諦めず、粘り強くやり抜くことが殆どだったのでこの短期間での退職は自分自身でも驚いた。理由は様々であるが、一番大きな理由となったのは、自分自身が発達障害の特性をもっているという疑惑が生まれたからだ。そしてそれを段々と周りは理解してくれてはいたようだが、自分自身で受け入れられず、配慮されればされるほど、「こんなことも自分はできないのか。」と知らしめられているようで、結局自分自身を責めてしまう。明らかに足並みが揃っていない自分が恥ずかしくて恥ずかしくて、責めて。そうすればするほどどんどん特性が目立っていった。同年代の先輩が所長をしていたのも自分を責める要因の一つとなった。一般的には26歳はもういい年齢で、責任のある役職についてもおかしくないのに、自分は何をやっているのだろう。そして、頑張ってもそこにいける気がしない。
 
完全に心がぽきっと折れてしまった。限界。もう頑張れない。
心が、叫んでいた。
そして、退職する決断をした。

退職してから、自分の特性を生かして働ける所で働こうという気持ち一心に変わった。そして自分で考える良い特性のうちの、何かに没頭できること、デザインや色合いのセンスが多少あること、相手を気持ちよく話せるような雰囲気を作ることができること(今までやってきたこと、自分の意見を押し殺す)から、“ネイリスト”の道に進もうと決断した。
決断してからはどんどん行動に移さないと、このまま落ちていってしまうことが怖くてたまらなかったので、すぐにスクールの契約をして、資格をとるまでの期間、生活費を稼ぐためバイトを2つ始めた。続く


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