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【マーケティング実践②_₁】分割法で消去していく

 要は「セグメント分けをしてターゲットを明確にして、ペルソナ設定から行動様式を割り出す」という作業なんですが、個人的にこの言い回しが好きではありません。そしてさらに「マクロからミクロに考えて。。。」とか「ニッチな。。。」とか言われると、訳が分からなくなります。カタカナが多い〇ー〇柴さんとお話をすると脳の変な位置が疲労で痛くなってきます。

要はザクっというと
①商品を知る
②顧客が集まる時間と場所を探るために顧客を知る
③顧客にとって商品が魅力的であるか確認をする
④販促ルートを作る
   ⇩(思ったように売れない)
②⇒③⇒④または③⇒④または④の見直し
   ⇩
  売れた!
という流れが頭に出来上がっていれば良いかと思います。ゴールはあくまで「お客様が集まること=売上」であり、その方法も必ず1つの正解があるわけではないので、必要に応じて新しい知識は入れていけばよいかと思います。お客様を集めることを中心にゴールを見失わないように頑張りましょう。顧客のもとめる価値も販促ルートも日々変化し続けています。ひとつの方法に拘らない柔軟さも必要になってきます。

 


⒈大きな分類から始める

 分割する種類は個人のレベルでいうと数限りなくありますので、大きな分類から分割していきます。男性か女性か?年代も大きく分けて子供か大人か高齢者か?働いているかいないか?大雑把に分けていってください。

実際に私の依頼主の場合で考えていくと
①女性
②成人
③既婚
④子供がおり、未就学もしくは就学中である

となります。先ず①で人類の半分は切り捨てます。②で日本の人口分布から考えて残った3分の1を切り捨てて、③で残った3割を切り捨ててさらに狭めていきます。④でさらに絞ります。他にも専業主婦なのか仕事をしているのかなどの分割法もあるのですが、専業主婦にしても仕事をしていたとしても育児の悩みはあります。子供がいなければ育児の悩みはないので使用しますが、仕事の有無はここでは使いません。含めるか含めないかはその対象を含みたいのか?を基準にしてみて下さい。


⒉もう一歩踏み込んだ設定をする

 分割をして絞り込んだ後、今度は条件を加えていきます。オンラインの講座を購入しようという条件として、スマホでの講座受講は出来ないことはないですが、受講しづらいので


⑤通信環境が整っている(自由に使えるタブレット、PC所有)

育児について相談したり、アドバイスを貰える施設は意外と無料であったりします。お金を出して講座を受講するということは、ある程度の教養レベルと生活に余裕のあるご家庭のご婦人となります。

⑥世帯年収○○万円(いやらしいのでここでは明記しませんね)
⑦子供の最終学歴を大卒以上に設定している方
⑧本人の最終学歴専門学校卒以上

講座の特徴が「素質応用理論」を使っての講座ですので、「素質応用理論」に興味を持ちそうな方なのですが、素質応用論が陰陽五行説を元に生年月日から、その人の素質を割り出す理論ですので、

⑧陰陽五行説、四柱推命、ホロスコープ、占星術に興味のある人

絞られてきましたね。実際に既に顧客のある方は顧客データから傾向を出すと分かりやすいですよ。


⒊まとめ

 意外とお話を伺うと、ここの設定が大雑把すぎたり、欲張りすぎてあれもこれも。。。と加えてしまって、ターゲットが絞り込めていないことが多いです。ここでは思い切って切り捨てていきましょう。

 宣伝が上手くいっていなくても、商品を買ってくれる顧客は一定数はいます。購買の動機を聞いてみると、商品自体にぴったりと需要があっていたり、こちらが思いつかない動機であったりします。需要と供給がぴったりの場合はさほど広告に左右されませんし、思いつかない動機で購入したお客様の状況まで考えて宣伝広告を広げると、予算がいくらあっても足りません。買ってくれるであろう割合が最も多いグループに合わせてピンポイントで営業をするために必要な作業となります。 

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