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【マーケティング実践④】現時点での問題点をフィードバックしましょう

 今回の依頼の場合、HPもSNSも既に構築済みですし、実際の販売実績もあるので、新規の場合とは大きく変わります。

 これまでの作業は、実際に依頼を受けた商品を自分が把握する、チェックするという作業も兼ねていますので、ここで気付いた点や改善点をフィードバックします。マーケティングをする自分が商品を把握するという作業はとても大切で、その商品の良さをきちんと自分の中に落とし込んでいなければ、商品を売る作業のお手伝いはできないと経験上、思っています。しかしながら、思い入れが多すぎると、客観的な視点でチェックすることができませんので、作業をする際は「その商品のファンである」自分と「何も知らない状態からその商品を見る」自分を作るという、二重人格状態を保ちながら作業を進めます。

 関係ないかもしれませんが血液型はAB型です。


⒈事実と合わない表記を訂正する

 今回の依頼の商品はオンライン講座です。他の商品でもありがちなのですが、ある程度の期間、販売を継続した後ですと、顧客のニーズによって内容を変えたり、人気のないものは販売を停止したりという商品の入れ替わりがあります。商品が変わった場合、前段階の商品欄と現在の品揃えを合わせる作業が必要です。

 中国で生活している時に、あるオープンしてさほど経っていないお粥屋さんに入りまして、注文をするのですが、「ありません」の応酬です。結局、15程あるメニューのうち、調理できるものは2点でした。
 想像するに、意気込んでオープンしたは良いものの、売上が伸びず、メニューが多いと仕入れが無駄になるので、売れ筋のみ残したはいいが、メニューはもう印刷済みで擦り直しをすると、またお金がかかるので、そのまま。。。というところでしょうか?次回通りかかると、その店はなくなっていました。そうですよねぇ。。。直接店舗を持たない場合、この矛盾の訂正はコストがかかりませんので、出来る限り早く訂正をしておくことをお勧めします。矛盾があると不信感を生み、顧客がリピーターになりません。

 商品の内容を変えた場合は速やかに告知を現状に合わせましょう。


⒉誰が見ても分かる表記にしましょう

 お客様に向けて告知をする場合、何を売っていて、それはどんな商品で、値段がいくら、とはっきり分かるように告知しましょう。

 一昔前、私が英会話スクールに勤めている時には、告知に金額が入っておりませんでした。ぶっちゃけ言うと高額な商品になりますので、金額だけ見てしまうと、お客様がドン引きをすることが理由です。コスト等を考えるとそれくらいの値段になるんですけれどもね。

 しかしながら、当時とはちがい、欲しい情報はすぐ手に入る時代となりますと、顧客は短く手短な情報を求めています。比較をするために3つのスクールをめり、その度に2時間、合計6時間の話を聞いて頂けるお客様は。。。今、なかなかいないでしょうね。

 安さを売りにするのならば、商品名、値段の順番で表示することが効果的ですが、内容を納得いただいて、他と比較していただきたい場合は、商品名、商品の内容、効果、口コミ、お値段、お支払方法という順番が良いかと思います。
 ここで注意点がありまして、商品の内容、効果について思いが多いことは良いことですが、ここが長いとクドく感じてそのままクローズ、なんてことになります。ご自身の商品を説明する場合、言いたいことが多すぎてクドい文章になりがちですので、第三者に内容が分かるか?長さは飽きない長さか?をチェックしてもらうと良いでしょう。削っても通じる文章は思い切って削りましょう。

 私の依頼主の場合は、言いたいことが多すぎて金額を入れ忘れていました。依頼主の名誉のために声を大にして言いますが、全く悪意はありません。言いたいことが多すぎて、打ち込み終わって力尽きただけです。

 そんな馬鹿な。。。と言うことが、これが結構あるんですよ。ご注意を。


⒊まとめ

 ここまでを一覧にしてフィードバックとしてお渡ししました。 

 次は販路について考えていきたいと思います。販路は本当に難しいですね。傾向は常に変わりますし、常に何か新しいものが出来て、ワッーッと人が流れてサーッと去っていったり意外と使えたりするものがあったり。日々データを見ながらの作業になります。

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