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マレーシアへの旅支度④:保険はどれにはいる?

※本記事は2023年8月から母子留学を開始した家族の備忘録です。

留学にあたって医療保険に入るのは必須。必須じゃなかったとしても何かあったらどうしようと普通に心配です。
しかし、保険にもまた様々な選択肢があり頭を抱えるのであった…

と、いうわけで今回は医療保険のお話です。そもそもどんな種類があって、どんな違いがあって、みんな何を選んでるの?なんでそれで大丈夫って思ったの???

など住民票と同じでつきない悩み。今回も我が家が出した結論とそれに至るまでに収集した情報をざーっと書き出してみました。

【本記事で語っていること】
・どの保険を選んだかとその理由

◼︎我が家の結論は「TOKIO MARINE」+クレカの家族付帯(90日のみ)

あ、結局それなんですね。と思う方も多いかもしれません。

保険に何を求めるかっていう話なんですが、金額とリスク的にバランスが取れているのがやっぱりこれかなぁと落ち着きました。

◼︎どんな種類の選択肢があるの?

ざっくり3つ選択肢があると思います。
①いわゆる海外旅行保険
②現地の医療保険
③クレカに付帯している保険

保証範囲の違いをざっくり表にするとこんな感じのイメージ。

めっちゃ雑なので雰囲気参考で。
「日頃の通院費」にあたるのは傷害治療費用・疾病治療費用。
②は入院を伴わないと出ない=日常の通院費は適用外。

それぞれの特徴はこんな感じ。

①いわゆる海外旅行・留学保険
カバー範囲例:死亡・治療・救援費用・歯科・賠償責任・生活用動産など
会社例:AIG・東京海上・三井住友海上…などなど
保険料例:20-30万/1名1年間
メリット:カバー範囲・費用がとにかく凄いので何があっても大丈夫そう。有事の際の対応が日本語。
デメリット:保険料もとにかくお高い

日本にある会社が作っている海外旅行や留学に向けた保険です。生命保険の海外留学版みたいなイメージで、保証金額も1,000万円以上のしっかりしたものです。②にはない(そしてもっとも必要な)日常の通院保証がついており、その額も2,000万円とかだったりします。
※海外旅行に行くときに短期で入る海外旅行保険もここに含めます。が、3ヶ月以上だと入れなかったりします。

②現地の医療保険
カバー範囲例:入院・手術・入院後通院・死亡など
会社例:TOKIO MARINE・ Alliantz MediCureなど
保険料例:数千円〜数万円/1名1年間
メリット:お安い。
デメリット:日頃の通院費用は出ない(もちろんお金を積めば出るものもある)。日本語対応してくれるところは少ない。免責金額が高い(30万とか)ので、大体自費。

マレーシアに法人がある保険会社のサービス。マレーシアの保険は日常の通院がないものばかりのため、そこのカバーは全くできません。しかし、Visaで保険必須だから!という理由で入るにはお手頃です(保証目当てでなくVisa取得のために加入する保険を通称「Visa保険」という)。価格もお安め、日本語パンフのあるTOKIO MARINEさんは日本人から大人気。TOKIO MARINEさん(約2万/3名1年間)の方がAlliantzさん(約3.5万/3名1年間)よりお安めでした。

③クレカに付帯している保険
カバー範囲:死亡・治療・救援費用・賠償責任・生活用動産な
会社例:各種クレジットカード会社が日本の保険会社と提携して提供
保険料例:なし
メリット:+αの費用がなく高額の保証がつく
デメリット:出国から90日間しか保証されない。自動付帯はあまりなく、利用付帯なので該当クレカで支払い忘れると終わる。年会費がかかるものが多い。

①ほどではないにしろ、しっかりとした額の保証がつきます。家族特約がつくものはゴールドカード以上が多いため、年会費が3,000-10,000円くらい必要です。これから申し込む場合は家族特約の範囲をしっかり確認しましょう(配偶者は適応外、とかもあるので)。

大前提、ビザの保険として活用できるのはマレーシア政府が認めている会社でないとダメらしい(伝聞)のでクレカの付帯保険だけでいいや!とはいきません。

◼︎そもそもなんで保険に求めてるものはなに?

保険、何に入るか本当に悩みます。私はビビリだから保険なんてあったらあっただけいいと思ってしまう…しかし私は富豪ではない…

さて、留学において保険の目的は以下2つです。

①Visa取得のため
②万が一から身を守るため

①については使わないことを前提にお安めのTOKIO MARINEさんに入るとして、②をどこまで手厚くするかが問題です。

今回ビビリな私が留学用の保険でなく90日という制約があるクレカ保険にしたのは以下の理由です。

◼︎海外旅行・留学用保険について思ったこと
・3名はいくらなんでも高すぎる(年間60万以上)。
・救護費用・賠償費用などあるに越したことはないけど、日本で暮らしている時はそんな保険入ってない!!ので、頑張って安全に暮らす。
・日頃の通院費用が万が一の入院費用が出るのは嬉しいけど、それにしたって高い
・入院して100万請求されることはあるかもしれないけど、払ったら即破産するわけではない(泣くとは思うけど)
・もし1000万かかる事故があったら、それはもうそもそも心身ともに人生設計を立て直す必要があるので保険でどうこうできない

◼︎その他思ったこと
・しかし環境が変わると必ず私は体調を崩すので、保険があったら使いそう。
・あと、どこまで支払ってくれるかわからないけど、保険組合の海外療養費がある。

◼︎海外療養費は強い味方になりうるか

国保・組合なんでもいいのですが、加入している保険のページを見ると「海外療養費」というものがあると思います。

海外旅行中や海外赴任中に急な病気やけがなどによりやむを得ず現地の医療機関で診療等を受けた場合、申請により一部医療費の払い戻しを受けられる制度

(協会けんぽさんのwebより抜粋)

※ただし日本で同じ治療をした場合に換算するので、例えばマレーシアで100万の治療が日本で1万円だったら7割にあたる7,000円しか出ないということです。

住民票抜く・抜かない、のところに記載しましたが組合に問い合わせをして「子供および妻が海外で暮らします。住民票は残します。海外の病院へ行った際に海外療養費は申請できますか?」を確認してOKと言っていただきました。

必要な書類一式をもらいましたが、医師が書くところが結構あり「これ、本当に書いてもらえるのかな…」と疑心暗鬼になりつつこちらは実際に病院にかかった際にトライしていこうと思います。

さてさて長くなりましたが個人的に頭をぐるぐるしてた保険のことがわかってスッキリ。海外保険付帯のクレカも持っていなかったので、一から調べて1枚作りました。それはまた別のノートでご紹介します。

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