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高校生がイベント企画で学んでいること

■高校生企画イベント

4月初めに開催する予定で
高校生が企画運営するイベントが
いよいよ始動しました。
私は最初のきっかけづくりと
会議場所の提供と移動手段の提供
のみで、あとは高校生が自分たちで
考え話し合い行動しています。
簡単にイベントの主旨をお話すると
地元企業さんから高校生に読んで
もらいたい本を一冊寄贈して頂き、
展示して実際に高校生に手にとって
もらうというもの。本を通して
地元にどんな企業がありどんな大人が
いるんだろう?ということを高校生に
知ってもらい、地元に興味関心を
持ってもらうことが目的です。

■高校生の学び

昨日今日と車で行かないといけない
少し離れた場所へ運転手として同行
しました。そこで高校生たちの成長を
目の当たりにしました。
車に戻ってきた高校生がキラキラの笑顔で
「高校生が自分たちでやってるなんて
すごいね!」って褒められた!
褒められるって嬉しいね。気持ち上がるね。
と、キラキラの言葉で語りながら
「私、人を褒めてあげられる人になりたい」
という言葉。褒められたい、じゃないんです。
褒められて嬉しかったからその気持ちを
他の人にも感じて欲しい!だから褒めてあげられる
人になりたいって。
しかも、教わったわけではなく実体験からです!
これに気づけた高校生って最強ですよ。

■いろんな人がいること

もちろん、いろんなお店を回っていて
みんながみんな好意的に快諾してもらえるわけでは
ありません。そこは私の中ではもちろん予測済み!
そこから一体何を感じてくれるのかな?というのを
ちょっとワクワクしながら見ていました。
「ダメだった〜本読む時間なんかないって」
「専門書しかないから高校生に勧めるのは。だって」
いろんな理由があったようです。
最初の頃は「ちょっと冷たくて嫌だったなぁ」という
感想でしたが、いろんな人がいていろんな考えが
あって、でも決して高校生のあなたたちを拒否した
わけではない、という話をしたところ、
ちょっとずつ捉え方が変わったようでした。
「本は読まないけどインスタならおすすめあるよ」
って新しい視点からの提案をもらったことや
「専門的な本を読むってことはすごく仕事に熱心な人」
っていう見方ができたり。全ての側面に目を向けて
思考できるって大事だね。

■こうなりたい、という希望

そんなふうに、たくさんの大人と話をする機会を
作った高校生たちは、次第に
「自分たちはさ、どうなりたいかな」という
話をし始めた。
こんなふうに突然来た高校生に笑顔で対応できる
っていうのは”心の中に余裕がある”っていうこと
なんじゃないかな?とか。
”日常に追われていると余裕なくなるよね”とか
そんな話が後部座席でやりとりされているのを
聞いている私は、本当に贅沢でした。
そこから高校生たちは
「私は余裕がある大人がいいな」って。
自分たちが体験したことから、こうなりたいって
モデルケースを見つけた。
これは人から教わることではない、と
今回はっきり私にもわかった。
いくら伝えようとしても伝わらないのは
体験に勝るものはないからだ。
そして改めて
こういう学びを提供することが私の存在意義なのだと。
そのために私ができること、やるべきことを
もう一度ブラッシュアップする必要がありそうです。
今回は私にとっても初めての体験。
高校生とともに学び、まずはイベントの成功を祈り
次につなげるヒントを学びたいと思っています。

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