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ベテランはつらいよ

今回はお仕事の話。

会社員を23年もやってると、周りからはベテランと思われます。

ちなみにここ20年は同じ会社、直近10年は同じ部署です。

あの人はなんでも知っている、頼りになる、なんて思われてるかどうかわかりませんが、そういう雰囲気はきっと出てるでしょう。

なにせベテランですから。

もしかしたらあいつは使えない、ただ長くいるだけの給料泥棒と思われているかもしれません。

だってベテランですもの。

でも、そう思われないようにしなければなりません。

確かに会社のこと、部署のこと、仕事の内容、知識、イレギュラー対応などなど、かなりの経験を積んでいるのは想像にかたくないです。

この場合はこうしたほうがいい、ああしたほうがいい、などなど、いろいろとアドバイスできるはずです。

ですが、同時に過去のオペーションは忘れていることもあります。そして変わっていることも。

なので、けっこうついていくのに必死なのですね。

ベテランはラクだと思われるかもしれませんが、実はアップデートするのはたいへんです。

自分の経験が生きるかと思いきや、そう簡単ではありません。

アドバイスを求められたとき、まず過去はこうだったけど今はこうなっている。

そうすると、これはこっちのケースに当てはめて話すか、いや、むしろ初のケースでは…、って自問自答します。

あるいは、今はどうやってるの?教えて!ってところから始めることもあります。

これを「昔はこうだったんだよな」とか言っちゃうとアウトです。過去にしがみついた、ただの古い人になってしまいます。

ベテランは常に前を見て、自ら研鑽していかなければなりません。ベテランは甘くないのです。

結局、新人さんも、中堅さんも、ベテランさんも、それぞれの立場なりの厳しさがあります。

ベテランはつらいのです。



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