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適応障害と私。休職と退職

診断されてから休職するまで

私は「適応障害」が診断された時、診断書を貰った。
先生は、「治療しながら働くかor休職するか」2パターン提案してくれた。でも、私は自分の体調と様々な判断が分からなくなってしまっていた。

正直に先生に「どうしたらいいですか?私は??」と聞いてみた。
先生は、「この症状のまま、薬を飲みながら働いても良くはならないしうつ病にもなるかもしれない、休職しちゃいな」と言ってくれた。

今考えれば「休職。一択!」だけれど、、、
その頃の私は、先生のその言葉を待っていたのかもしれない。

診察が終わり診断書を貰って病院を後にすると、
仕事を早退するまで、謎にずっと痛かった背中が痛くない事に気が付いた。

私は、「仕事を休む=迷惑・罪?」くらい重量な事だと思っていたので、休職する事はとてもやばい事だと感じていた。
私にとっては休職する事も勇気が必要だった。
でも、先生が診断書をくれたから休職できた!心療内科に行って良かった!本当に受診してよかった。
いや、もう少し早い段階で受診する方が良いのかも…


休職がスタートしてから

休職して2日後、上司と面談する事になった。
上司が配慮してくれたので、職場ではなくレンタルオフィスで面談する事になった。
これまでの「些細な出来事や、自分が思っていること、感じていること。職場の現状や改善した方が良いと思う点、このような環境を作りたかった。」など。遠慮なく投げかけてみた。

結論、「前からもっと言ってくれても良かったんですよ、今はしっかり休んでね」と。
自分でもこんなに溜め込んでいるとは思わなかった。
この時は、話せて良かったと素直に思えた。


また面談。

2週間くらい経て、今後について再び面談した。
職場で面談をした。
職場に行くことがこんなにも苦痛になっていたなんて驚いた。
いざ職場に入っても、何も感じない。やる気もスタッフに対しても何も感じない。
でも、治ったらまた働けるかもしれない。
面談の数日前に通院したその時には、
先生:「また元気に働きたいのであればしっかり脳を休めることだ」と教えてくれた。休職して2週間くらいでは、疲れ切った脳はそんなに変化がないらしい。
私自身、万全な状態で働きたかったし、周りに迷惑をできるだけかけたくなかったので、3ヶ月くらいしっかり休んでから復職したいと考えていた。

その気持ちを上司に伝えた。休職をするために診断書も貰って提出もした。


面談に出てきた今後について

「3ヶ月くらいしっかり休んでから復職したい」
その返答はというと、すごく遠回しだった。
要約すると、、、
もう1ヶ月やこれからも休職するくらいなら「時短で働くor退職したほうが良い」どちらかを選べという内容だった。

私の体調からするとまだ働ける状態ではなかったし、入社前に言われた「産休・育休や他の休職制度の実績を作りたい」という言葉を信じていたのに。とも思ってしまった。
「お金を生みださない人」を雇うことは会社にとって何の利益にもならないことくらい理解しているけれど、3ヶ月休職する事も叶わないのかと悲しい気持ちになった。
この会社は、社員を大切に思っていないんだ」

1週間以内に答えを出してほしいと言われた。
帰宅して、よく考えたし傷病手当金や失業保険を調べまくった。
両親にも相談した。


「退職しよう」

調べて相談もしたけど、退職するということは面談が終わった時点で自分の中で決めていたんだと思う。
面談後、職場に置いている私物を全てまとめて持ち帰った。
それに多分、決定打は会社に対して良い印象が無くなってしまったからだ。

もし、3ヶ月休職出来ていたら。会社が私を待っていてくれたなら。復職して働いていたのだろうか。働きやすい環境を整えることが出来たのだろうか。

「このような状態で退職なんかしたくなかった」
と。この時は思っていた。この時までは…。

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