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私が働くときの優先事項/会社が好き/家族って難しくて温かい/彼の友達が北海道に来た【思考日記】

4月になった。私も社会人4年目になる。まだ4年目なんだなと思うほど、たくさんの経験をさせてくれて、見守ってくれる周りの方々に感謝しかない。社長、山猫瓶詰研究所のみんな、そして、私を書き手として選んでくれた方々、本当にありがとうございます。

社会人4年目ながら、私は人よりも働くことが好きで、あまり苦に思わない人間だと思うようになった。あまり苦に思わないというより、大変さも楽しんでいるという感じ。

でも、周りは結構、転職祭り。新卒一年目からお世話になった先輩も東京へ転職してしまった。友達も何人か転職した。そういえば、3号も転職した。社会人4,5年目ということで、スキルアップのために転職する人もいたけど、「会社が嫌い」だとか「なんかしっくりこなくて」と別のところへ移った人が多いように思えた。自分が選んだ会社だけど、満足していない人、会社のことが嫌いな人って多いもんだ。それに比べて、業務形態は大きく変えていただいた身ではあるが、私は会社も好きだし、仕事も好き。暇になったら仕事をしようかとなる、ある意味幸せな人間だ。

でも、その幸せ人間であるのは、もちろん会社の素晴らしさもあるが、それだけではなく、自分が働くときに大切にしたいことがある程度明確で、暮らし方と隔離されておらず馴染んでいるからだとも思う。

今回の思考日記に入る前の前話は「私が働くときの優先事項」について。

私は日々を過ごす中で大切にしている言葉がいくつかある。
一番は、苦しむも本望。どんなに苦しくてもそれも幸せだと思えるように気持ちを整えて行動するのを一番意識的にしている。どんなことでも、見る面によって良い悪いはある。なら、自分がいいと思ったり、共感するところを見つけて、幸せだと思って取り組むようにする。私の人生のモットーだ。
二番目は、今いる場所で私だからできることをする。上手い下手ではなく、自分の立場や経験によってその場所でできることはある。今いる場所で自分がしたいことは何か、自分がその場所を好きになったり、豊かに過ごせるように自分にできることを自分がする。自分が楽しむことは自分だからできるから、考えて動くことは忘れない。パートナーが転勤族だから、より一層この考え方は自分のお守りになっている。
三番目は、信頼も住めば都も動かにゃ全部絵空事。北海道に移住してから痛いほど感じている。これからの私にとっての新しいお守りだ。信頼を得るのも、住めば都と思えるようになるのも、時間と手間をかけなければ手に入らない。口先だけで言っても何も変わらない。すべては言葉にした後の行動が鍵を握っている。口先だけでいい顔をしない。やりたいと呟いたその先の行動に目を向ける。

この三つが私が日々過ごす中で大事にしている言葉だ。
そして、私はこの言葉を仕事に一つずつ当てはめていく。

苦しむも本望で言えば、取り組む仕事は、自分にとって心揺さぶられるポイントを見つけ出し共感しながら、作業をする。広報や接客業をしていたから、余計に共感できるところ、ファン目線で好きなところを自分の中でしっかり認識するようにしている。それが当たり前になってくると、その都度自然と、会社や作業の好きなところが見つかって、嗚呼、私はこの会社で働けて幸せだな、この取り組みに関われてうれしいなと思いながら仕事ができるようになっている。これが一番、私が会社や仕事が好きな人間である所以のものかもしれない。
今いる場所で私だからできることをするで言えば、会社の理念や社員の動かし方に着目して、自分にフィットするか考えた。いま所属している会社は「今あることに一手間加え、それを誇り楽しみ人生を豊かにする」という理念を掲げている。地域にある産品や歴史を後世に繋いでいくために一手間加えて、今の人たちが知り、それを誇りに思い暮らし、地域らしさと自分らしさを確立させていったら世界はより面白くなるのではないかと信じて取り組んでいる。その想いが、私のお守りとフィットした。理念で入社を決めたと言ってもいい。これは直感だったけど、間違っていないと思う。今いる場所、今あるもので何ができるか考え動き、楽しむ。これは私の人生の時間の大半を捧げてもいいと思える考え方だと思えた。自分が大切にしていることと会社が大切にしていることがどれだけリンクしているか、その割合は満足できる水準に達しているか。直感の中でも私はそこを見て、ここだ!と思ったんだろう。
信頼も住めば都も動かにゃ全部絵空事で言えば、会社での責任感や人と関わるときの姿勢。私は幸いにも「書く」という経験に責任を与えてもらった。それでよかったよかっただけではなくて、ありがとうだけではなくて、私はその責任をどんな形で貢献できるか考え行動しなければならない。言われたことだけでなく、これをするなら、こうするのはどうかと提案する。頑張りますだけでなくて、具体的に何をするのか宣言して有言実行する。これまでなくてもなんとかなってきた仕事、いつ消えてもおかしくはない大好きな業務を担当し続けるためには時間と手間と行動あるのみ。仕事で出向く地域やそこにいる人々とも仕事の付き合いだけでなく、関心を持つことで、私はもっとその地域や人が好きになれて、それが業務のモチベーションにもなっている。知ることで、関わることで仕事も場所も好きになった。

私の働くときの優先事項、それは、自分の感情と会社や仕事が向き合えるかが大事。共感できるところがどれだけ多いか、心を揺さぶられる考え方とどれだけ出会えるか。「幸せだな」と「感謝だな」とどれだけ思えるか。お金や福利厚生よりも私は会社や仕事と向き合うことで感じる感情の揺さぶりの多さが優先したいことだった。
それが優先したいことで、それを優先したから、お給料が周りに比べて多いわけじゃなくても、福利厚生が少し不足してると感じても、「この会社でよかった」と心から思えている。

自分が何を大切にしているか。それを会社に当てはめてみる。
人生の大半の時間を捧げなければならない会社で、いかに幸せを感じられるか。
広告や会社選びのポイントで謳われる条件がすべてじゃない。みんながいいねというものを選んでも、幸せをいいねと言ったみんなが担保してくれるわけじゃない。何を大切にするかは人それぞれだから、周りの物差しではなく、自分の物差しを作って計っていくこと。
やりがいなのか、お金なのか、働き方なのか、福利厚生なのか、仕事内容なのか、スキルアップなのか、エトセトラ、エトセトラ。
それが働くことを、今よりも納得させてくれるんじゃないだろうか。

これからもどんどんライフステージは変わっていくし、年齢と共に価値観も適宜修正が入っていくので、自分の物差しも一緒に調整しながら、常に自分の暮らし方を見直したいところ。一緒に自分の物差し考えていきましょ。

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