【フル動画】菊池真理子×鈴木エイト「はじめて語る宗教2世の苦しみ『信者だった母は去りました』」
文藝春秋digitalでは、10月11日(火)19時より、漫画家の菊池真理子さんとジャーナリストの鈴木エイトさんによるオンライン対談イベント「はじめて語る宗教2世の苦しみ『信者だった母は去りました』」を開催しました。
◆信仰の否定はそのまま「出生」の否定に
先日刊行されたばかりの菊池さんの著書『「神様」のいる家で育ちました~宗教2世な私たち~』(文藝春秋)が話題を呼んでいます。自身も信仰を持つ親のもとに生まれた「宗教2世」である菊池さんは、さまざまな宗教の2世信者の方々に取材をし、昨年、その半生をノンフィクションコミックのかたちでウェブメディアに連載し始めました。
《本ページ下部にフル動画があります》
しかし宗教団体からの抗議を受け、開始から半年たらずで連載は中止に。一度消えかけてしまった作品には「終わらせないで」との声が多く寄せられ、今回、書き下ろしを加え、文藝春秋から一冊の本として出版されるに至りました。
学校行事に参加してはいけない、薬を使ってはいけない、人を好きになってはいけない——。親が信じる宗教ありきで育てられた2世たちにとって、ときに苦しみを感じても、信仰を否定することは親、ひいては自身の出生を否定することになる。「信教の自由」で守られる1世とは立場を大きく異にしながら、親と宗教の板挟みになる2世の葛藤はどのようなものなのでしょうか。
統一教会の問題を20年以上にわたり取材している鈴木エイトさんは、この問題に早くから警鐘を鳴らしていました。4年前には、「2世問題は、『居場所』『逃げ場』がキーワードだ。自分の居場所や逃げ場を見つけられない2世の『難民化』が懸念されている」(AERA2018年6月11日号)と寄稿。信仰を持つ親に育てられた子どもたちや、2世が集い、互いの葛藤や苦しみを語り合う「オフ会」などを取材し続けています。
「信仰を持つ人たちのことを、理解できないおかしな人たちと追いやってしまうことは、まさに今までの社会がそうであったように、問題をより深刻にすることにしかなりません」と語る菊池さん。2人の貴重な対談をぜひご覧ください。
当日リアルタイムでご覧になれない方も、イベントの模様を収録した動画を配信しますので、何度でもご覧いただくことができます(※編集の都合上、動画はイベント終了後、一両日中に公開します)。動画は本記事のいちばん下(有料部分)にアップします。
◆イベント概要
イベント名: 「はじめて語る宗教2世の苦しみ『信者だった母は去りました』」
出演:菊池真理子、鈴木エイト
日時:10月11日(火)19時〜20時30分(予定)Zoomウェビナーを使用して開催します。完全オンラインイベントです。
料金:900円(文藝春秋digital定期購読内コンテンツ)※購読者の方は別途料金はかかりません。
◆菊池真理子(きくち・まりこ)プロフィール
埼玉県出身。2017年に発表した「酔うと化け物になる父がつらい」(秋田書店)が大きな話題に。既刊に「毒親サバイバル」(KADOKAWA)、「依存症ってなんですか?」(秋田書店)など
◆鈴木エイト(すずき・エイト)プロフィール
滋賀県生まれ、日本大学卒業。2009年創刊のニュースサイト「やや日刊カルト新聞」で副代表、主筆を歴任。2011年よりジャーナリスト活動を始め、「週刊朝日」「AERA」「東洋経済」「ダイヤモンド」に寄稿。宗教と政治というテーマのほかにカルトの二世問題や反ワクチン問題を取材しトークイベントの主催も行う。最新刊に『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』(小学館)
◆問い合わせ
文藝春秋編集部
メール:mbunshun@bunshun.co.jp
◆イベントフル動画
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