雪組のコメディができてきたーーー!ウケてました! 『CITY HUNTER』 -盗まれたXYZ-感想@東京宝塚劇場
宝塚ライトファンのあきです。
雪組つづき、それも以前の東京宝塚劇場リアル観劇の感想です。
大劇場公演を遠征して観劇した時の感想はこちら↓
大劇場の時は、2階席だったせいか、マスクでみなさんの反応がイマイチつかめず、「ウケてたのかな?」という感想になっておりましたので。
雪組っ子ファンのためにも名誉挽回の感想をちゃんと書いておかないと!と思い、東京宝塚劇場バージョンをいま書いています。
1、東京宝塚劇場での進化
結論から言いますと、
すごくウケてましたよーーーーーーー!!!!
パチパチパチパチ(拍手)!!!!!
1回目観劇は1階席のセンター前方でSS席に近いお席でした。
周囲のお客さんたちは、かなりウケていましたよ。
それも、面白いのが、演者が狙っていないところで、何度も何度も笑いが起きていて!!!みなさんクスクス、声を忍んで笑っていました。
今回、感じたのは、客席の大らかな柔らかい雰囲気と、演者の良い意味で力が抜けている余裕感が、とてもマッチしていたんだなと感じました。
前回、大劇場観劇で気になった、舞台のリズムがお客さんの反応よりも先に走っていて、イマイチ笑いどころを逃しているような感じは今回はなかったのです。
「ああ〜!雪組コメディができてきているなあ〜!進化してるな〜〜〜!」と思いました。
そして、大劇場で見た時よりも、純粋に私も笑えました!!!
楽しい観劇でした。
2、観劇ポイント
細かい随所のお芝居で、目が足りなくて拾いきれていないのですが、、、私の印象に残ったポイントを書いてみました。
甘える咲ちゃん
序盤の冴子の依頼を獠が聞いていて、香がハンマーを持ち出して来た後に、獠が香りから逃れて、冴子とイチャイチャ絡むところが、タイミングと良い、咲ちゃん(彩風 咲奈さん)の甘えた感じと良い、おもしろくてかわいくてツボでした!
やっぱり咲ちゃんは、芸達者!特にお芝居のお役に自分のカラーを出してこない。素がピュアで透明感のある感じだから、何色にも染まりきれる。そんな風に感じました。
総監のアドリブ
今回、奏乃はるとさん演じる警視総監がアドリブでお遊びしていまして。
いや〜ほんとにどうやったら、舞台上であんなに自然体でボケられるのか。ほんと尊敬します!!!
シーンは、総監が娘の冴子にお見合い相手の写真を渡すところです。
はるとさん、軽くステップを踏みながら、どどんがドン♪というような盆踊りみたいなリズムで手を叩いていました。写真を持ちながら。
その堂々たるや!素晴らしかったです!!!
アドリブがちゃんと客席に伝わって、客席が笑うのをじっくり待てる!
この貫禄と余裕感はさすがの上級生っぷりでしたーーー!
めちゃ安心感ありますよね。そして心ほっこりする♡笑いでした。
あーさのオラオラ感と光るコメディセンス
あーさ(朝美 絢さん)演じるミックが銀橋を渡りながら「LOCK ON BABY♪」を歌いながら登場するところが大好きです!
あーさのオラオラ感が気持ち良いくらい突き抜けていて、思わず「よっ!待ってましたー!あーさ!」と心の中で掛け声をかけたくなるほど、期待を裏切らないカッコ良い登場シーンです!
そして、アルマ王女とグジャマラ国ご一行と、あーさミックが出会うところ。ぺぺの杖をあーさミックがつかんでマイクがわりにするシーンですね。あそこも、絶妙で軽快なテンポでコミカルに運んでいく。
あのシーンが私は好きで、なかなかシンプルに見えて、あそこでちゃんとテンポ良く、なおかつ面白く、笑える身のこなしとセリフまわしをするあーさは、コメディセンスが良いなーと思っています。
これも芝居の月組出身ならではの財産なのか、もともとコメディセンスがあるのかは分からないですが、このシーンは地味に注目ポイントでした。
後から、カフェブレ(カフェブレイク)でチェックしたらですね。
コミカルなところは、「マスク」「イエスマン」のジム・キャリーを。真剣なスイーパーのところは、「Mr.&Mrs. スミス」のブラッド・ピットを参考にして役づくりしたそうです。
踊る槇村
そして、死んだ後も出番の多いあやなちゃん(綾 凰華さん)演じる槇村(まきむら)。
香と獠の後ろで、ひたすらカッコ良く踊るじゃないですか!
あのシーン、なんとも良いですよね!
単純に、もっともっとずっと踊るあやなちゃん槇村を見ていたいと思いましたよ。
先日のあやなちゃんの卒業発表は、「そっかー!ここで卒業かー!(T ^ T)」と残念で寂しかったですが、輝きが増し増しの今だからこそ、美しさMAXで去るのかなと。
ほんと、惜しまれても、絶頂の美しさで有終の美を飾る。去り際こそ、タカラジェンヌの美意識の真骨頂が表れますよね。最後の卒業の日まで、元気で走り抜けられますように♡
咲ちゃんとひらめちゃん
どうも、私はこのお二人のトップコンビを見ていると、なぜか「じ〜ん」と来てしまうんですね。自分でも不思議ですが。
ひらめちゃん(朝月 希和さん)のカフェブレを見ましたが、咲ちゃんからは「(トップ娘役として)ついて来るのではなく、一緒に歩いて行ってほしい。」というようなことを言ってもらったそうです。
それを聞いて、ひらめちゃんは、「(ハッとして)私は自分の足でもっとしっかり立って行かなければいけないな。」と思ったそうです。
特にお二人の「Fire Fever!」のデュエダンは、大階段のお二人を見て涙してしまいました( ; ; )
お二人の決意の固さや、信頼し合っている感じが伝わってきて、夫婦の誓いを交わした新婚さんのように、ただならぬ覚悟感も伝わってきて。
まだお披露目公演で、これから船出というショーなのに、もう卒業公演のような円熟感とコンビの夫婦感が漂っていると感じたのでした。
以上、東京宝塚劇場での観劇の感想でしたー。
観劇してからずいぶん時間がたっているので、書けていないところも多々ありますが、
みなさんに絶対お伝えしたかったのは、雪組 『CITY HUNTER』はウケてましたよ!ということ。
咲ちゃん率いる新生雪組、今後も楽しみですね!
ちなみに、ショーの「Fire Fever!」の大劇場公演の感想はこちらです。
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