紅

宝塚星組の“熱さ”を再確認した食聖&エクレール ブリアン

2019年8月19日、きのう東京にて、宝塚星組の宝塚大劇場の千秋楽をライブビューイングで観劇しました。その感想です。

お芝居の「食聖~GOD OF STARS~」は、ほんとに期待通りのコメディでした!ストーリーがはちゃめちゃだけど、所々でほろっとくるのは、紅(くれない)さんだからこそだと思う。

もう、見ていて、こんなに何でもありでいいの?!と思うような話の展開と始終コメディタッチで、私はずっと泣き笑いでした。次期星組トップの礼さんも、なかなかの徹底した変わり身で笑わせてくれました。

レビューのエクレール ブリアンはめっちゃ良かった〜!!!

三味線に黒燕尾がこんなに合うとは!素晴らしいっ!
途中からロック調になるのもすごく良かった~!

紅さんの黒燕尾ソロと、星組男役の群舞の黒燕尾、ため息が出るほどかっこよかったです。これが宝塚の男役の黒燕尾だよねーと。(私の好きだった紫苑ゆうさんを思い出しました)

あと、クンバンチェロがくるとはおどろき!紅さんに情熱のクンバンチェロとスペイン、ボレロって合うなぁ〜〜〜 !星組って、他組とは絶対的に違う独特の「熱さ」(気合い?)があると改めて感じました。組子全員の集中力が舞台に結集するのをライビュでもひしひしと感じるほど。一人一人の熱さ・気迫が舞台に集まってきている感じでした。

レビューは心地良いダンスの緊張感と音楽のマッチで、とても魅せてくれました!大満足です!ほんと一見の価値ありです。

サヨナラショーは、紅さん扮する会場案内係の紅子(べにこ)がおもしろくてかわいかったー♡こういうトップさんいないな~と改めて思います。

紅さんの、最後までお客さんに笑顔でいてほしいって想い、すてきです。かと思うと、白スーツでお客さんに真紅のバラを振りまくとか、アナザーワールドの「なんまいだー♪」でチーンとか、とにかくサービス精神が溢れています。笑いが絶えず、また同時にこんな紅さんをもっと見ていたかったという寂しさの涙との行ったり来たり。

ご本人は退団のご挨拶で、「いま私が、この舞台に立てていられるのは、あきらめなかったからです!」って、きっぱりとおっしゃっていましたが、これまでのでこぼこ道を紅さんがあきらめずにひたむきに芸と人に向き合ってこられた、その生き様と輝きが、星組生とお客さんの心を惹きつけるんだと思い感動しました。

そしてまた、娘役トップのあーちゃん(綺咲愛里)とのツーショットでお二人のお互いを見る感じが、もうたまらなく幸せ感満載でした。紅さんがあーちゃんを見る眼差しも、あーちゃんが紅さんを見る眼差しも、本当にお互いがお互いを尊敬していて、感謝していて、大好きな仲なのだというのが、溢れているんですよね。

私は、宝塚で男役のトップさんと娘役のトップさんの関係性って、どうしても舞台で現れてくるので、気になってしまいます。このお二人を見るにつけ、トップコンビの愛が溢れているお二人だなと、見ていてこちらまで幸せになってきます。

最後の退団者のご挨拶は、感謝を伝えようとする気迫が、こちらにめっちゃ伝わってきて、退団なんだけど、ほんとにすがすがしいきっぱりした感じ。これが星組カラー、組の文化なんだあと思いました。星組独特の“熱さ”を再確認しました。また紅さんはじめ、みなさんから「清く、正しく、美しく」のことばが出てきたのも印象的でした。

この星組に代々伝わる、星組の"熱さ”をうまく表現できるだけの表現力がないのがもどかしいですが、気になった方はぜひ観劇してみてください。これは感じるものですね。当日券もありますし、千秋楽はライブビューイングで全国の映画館でご覧になれます。

ほんと、すんばらしい舞台を見せてくれて、ありがとうございます!
久々に気概いっぱいの渾身のステージ見させていただきました!
東京では、東京宝塚劇場に行きますからね!楽しみにしています!


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