シェフ炎上 !

正月早々シェフが炎上した。おおまかな状況はこう。

シェフ、テレビ番組に出る。シェフ、コンビニのおにぎりを批評する。シェフ、炎上する。

もっと細かくいうと、

2022年1月1日放送の正月番組「ジョブチューン」にて、プロ料理人がコンビニ商品を辛口レビューする人気コーナーに、超高級イタリアンのシェフ、小林幸司が出演し、ファミマの和風ツナマヨを審査した際に、「いや、もう僕いいです。」と、食べなくてもジャッジが出せると言い、「美味しい美味しくないは、まず食べてみてからだが、食べてみたいって気にさせない。」と言い、結局は食べたが、みたいなことがあり、それに対してファミマのおむすび開発担当の椎名さん(女性)が涙した。ということが番組内であって、そして、その後、ウェブサイト上で、シェフ小林幸司さんのレストランの評価やレビューに、お店の評価とは直接関係ないこの番組を受けての攻撃的なレビューが溢れたり、シェフ本人のツイッターやらインスタやらにも批判のコメントが溢れた……という事件。


参考動画




感想。

これは、自分に近い感じで当てはめてみると、こうなるだろうか。

「オレは1枚数百万円の絵を売る画家。テレビの批評ショーみたいな番組にて、鬼滅の刃の映画に対して、観ないでもおもしろくないってわかる、まず観ようという気にさせないって言う。」

この問題点として、まずは、偉そうな態度ってのがいけないんだということだろう。次に、その態度によって、誰かを悲しい気持ちにさせたということ。

このシェフの、シェフとしての信条、料理に対する真剣な考えは問題ないと言っていいだろう。だが、その信条を誰かに説明、表現する仕方に問題があったということになるだろう。


そして、あるメッセージの受け取り手としては、例えば怒りがわいた場合、それが何に対する怒りなのかってのを内省、分析していくことが大事だと思う。そこから、このルールに問題があったのだ、などということが見えてくるはずだ。そういう、ある固定された、あまり良くないルールを改善するということは、非常に大事なことだ。そのためにも、専門家の意見ってのは、聞いといたほうが建設的だとは思った。

この対決の構図としては、シェフ対シェフの1対1のぶつかり合いということでもなく、一人のシェフ対、企業の代表者、開発担当者という構図なので、そこにも複雑さがあり、なかなか難しい。


味わい深い(不快?)おせち料理だった。

おもしろかったら100円ちょーだい!