どこでも博物ふぇす!零ですよ
ここでも何度か名前を出している「博物ふぇすてぃばる!」およびそのオンラインバージョンの「どこでも博物ふぇす」ですが、前回のどこでも博物ふぇすはお試し版で今回の「どこでも博物ふぇす!零」から本格始動なのですね。
各出展者の通販サイトにはこちらの紹介ページから直接進むこともできますが、バーチャルSNS「cluster」の会場で臨場感を味わいつつ未知のブースとの出会いを楽しむこともできます。
このバーチャル会場も今回は一度に全体を見渡すのは難しいほど大きく、中央広場と一般ブースA~Cフロアに加えて、通常の博物ふぇすの出展規定で自由研究的なものを行う「ガクモンからエンタメ!」の発表を集めたフロアや、19項目も予定されている講演の会場の入り口が集まったフロアと、広く多様になっています。
今回は私もバーチャル上でブースを出してみました。ちょっと「PEANUTS」(スヌーピーのマンガ)に出てくるルーシーの相談所みたいですが……、ちゃんと本屋さんに見えるのではないでしょうか。
さらにバーチャルギャラリーも利用しております。出展物は小説なのになにを飾るものがあるかといえば、
第九集に登場する古生物の一覧と、
収録作品7話中3話の冒頭部分のお試し読みなんですね。いやー登場する古生物のシルエットを用意しておいてよかった。
始祖鳥堂書店ではこのように割と淡々とした内容ですが、他のブースの中には非常に凝った内容のギャラリーや持って遊べるオブジェクトなどもあるようです。
例えばこのPYRITE SMILEのサルクイズは正解の道を選ばないと戻される迷路になっています。
こちらは「放散虫」ブースのギャラリーです。放散虫は単細胞なのに骨格があり、しかも骨格が幾何学的な形のガラス質でできているという生き物なのですが、中央の建物が放散虫の一種の骨格を再現した形になっています。
会期は2月14日までと長くなっていますので、ごゆっくりお楽しみいただければと思います。
念のためもう一度紹介ページのリンクを貼っておきますね。
さて始祖鳥堂書店の出展物ですが、「古生物飼育連作短編小説 Lv100」の最新刊は引き続き第九集なものの、今回は別のものも新しく用意しております。
2019年に刊行されたアンソロジー「骨博」に寄稿した短編小説「太古の夢から空中の夢へ」のPDF形式の電子書籍です。女子高生二人が博物館で骨格を観察しながらやり取りするお話なんですが、普段の古生物飼育小説と比べて有名な種類を親しみやすく扱っております。よろしければ。
なお博物クリスマスデリバリーのときにあった朗読会はリアルタイムではないものの、会期中にでも朗読動画を公開できればというところです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?