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博物クリスマスデリバリーでした

そもそも今年は開催できないであろうと思っていたところにオンラインで実現してくださったこと、運営の皆様、ご出展の皆様、ご覧くださった皆様も例年のように盛り上げてくださったこと、本当にありがとうございます!

会期は終了していますが何冊売れたのかが分かるのはこれからです。完全委託だとこういうこともあるんですね~。

朗読会が終わった時点で、

完全に一仕事終えたつもりになって温かいご感想などいただいておりまして、あとは少しずつ宣伝などしたり最後の講演を観覧したりと、基本的にのんびりしておりました。

ともあれ、朗読会以外の全体の感想を。

メインのグッズ通販

例年のギャラリーによく似た雰囲気の通販サイトをご用意くださいました。ざっと全体を見回すことも個別の出展者のグッズをピンポイントで見ることもできる機能面もまたギャラリーっぽかったです。

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お迎えした品々(の一部)です。出展者が普段の博クリと比べて格段に多くなったこともあって、これまであまり注目してこなかった文科系のグッズもお迎えしています。これだけ見ると背景のはなんだか分からないですが、骨板の配列が綺麗に残った化石で注目された鎧竜ボレアロペルタのパーカーです。

自分以外の講演

「ロボット工房のらとりえ」さん、「医療系雑貨生みたて卵屋」さん、「ジオガシ」さんの講演も観覧いたしました。

のらとりえさんはロボットにも使われている基盤や部品を使った手の平サイズのオモチャを制作されています。メインは「のらぴか」というシリーズで、トグルスイッチの感触を楽しむフィジェットのようであったり、LEDの光る色や鍵盤の鳴る音の挙動を楽しむものであったりと電子部品の面白さを存分に楽しめるものがたくさんラインナップされています。講演では主にこのシリーズの紹介で、ギャラリーでの委託ではご本人在廊時に一部しか見られないそれぞれの種類の動作をたくさん見せていただきました。

生みたて卵屋さんは医療用品や錬金術などをモチーフとした、とても雰囲気のある雑貨を色々と出されています。講演ではブードゥー教の大元の起源や発祥、なぜ不気味な呪術の巣窟と見なされるようになったかの経緯についてご紹介いただきました。やたら不気味な印象のあるブードゥーですが、奴隷にされた人達の悲しい歴史や、なんとかして楽しいお祭りをしようと努力してきたことについて聞かせてもらうと、豊かな情のあるものと思えるようになりました。

ジオガシさんは伊豆半島の岩石、地層、地形等の地質をお土産用のお菓子で表現して販売することで、伊豆の地質を多面的に味わってもらおうという活動をされています。先程のお迎えした品々の写真で左上に映り込んでいる大室山スコリアというのも岩石に似せたお菓子なのです。こちらもお菓子各種をご紹介いただいたのですが、ダイナミックな現地の写真とともに写し出された地質そっくりなお菓子の姿にはお菓子のみのとき以上に説得力があり、生み出されたときのエピソードも相まってお菓子に込められたものが伝わってきました。

自分の講演でもひととおり本文を読んだ後に観覧者の皆様とお話する時間が楽しかったので、今後オンライン朗読会を開くときにもそのときならではのお話を大事にしていきたいです。

出展者としては

ちょっと会期中のんびりしすぎてしまった感がありました。もっとこう、例年の博クリで会場に集まったときに奥のテーブルで食べているようなお菓子を用意して自主的につまんだり、綿密な宣伝をしたりしたほうが自分も全体も盛り上がったのではという気がします。いっぽう、あまり無理をして持続性を失わない方がよさそうな情勢ではありますが……。

また1ヶ月すると同系列のイベント「どこでも博物ふぇす!」があり、そのときにはバーチャル会場に店舗が出ます。こちらは委託ではなく通販サイトへの誘導です。こちらにはLv100第九集だけでなく単独出展では初出のものがありますし、油断せずやっていきたいです。



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