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#おっさんずラブ-リターンズ-【テレビ朝日】
日本のBOY’sラブ(おっさん’sラブ?)界に革命を起こしたと言っても過言ではない、大人気ドラマの待望の続編「おっさんずラブ-リターンズ-」
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田中圭演じる“はるたん”こと春田創一と林遣都演じる牧凌太、そして吉田鋼太郎演じる“部長”こと黒澤武蔵ほか大勢の“おっさん”たちのピュアでまっすぐな恋愛模様を一切の照れなしに描き、日本を飛び越えアジアでも女性を中心に爆発的な人気を博し、映画化時のプロモーションではTwitter(現:X)世界トレンド1位を獲得するなど、「世界よこれが日本のラブだ!」という強気なコピーも納得がいってしまう人気ぶり。
今回、初代「おっさんずラブ」→リターンズ視聴者として感想を記したいと思います!
(すみません、映画はまだ観れていません…)
▪︎あらすじ
結婚したいのに全然モテない「天空不動産」営業所の社員・春田は、尊敬する上司・黒澤から突然「はるたんが…好きです!」と熱烈な愛の告白を受け、激しく動揺。さらに、営業所に異動してきたイケメンで家事・料理も完璧すぎるエリート後輩・牧とひょんなことから同居することになるが、なんと牧からもバスルームで突如告白されてしまう。
想像を超えた未曽有のモテ期到来。ぐいぐい迫ってくる男たちを全力で拒んでいたはずの春田だが、彼の頭の中からはいつしか“ピュアすぎる男たち”の存在が離れなくなってゆくことに。
やがて春田、黒澤、牧の3人を取り巻く周囲の人々を巻き込んで、おっさんたちのラブ・バトルロワイヤルが加速!まっすぐな恋にときめき、戸惑い、時に涙しながら――“本当の気持ち”に気づいた春田は牧のもとに走り出し、「俺と結婚してください!」と愛を叫ぶ。
あれから5年。初めて人を愛する気持ちを知った春田、はるたんの想いを汲んで背中を押す道を選んだ黒澤、そしてついに春田と結ばれた牧――5年経った今、あの3人はどんな日々を送っているのか…?
▪︎人を愛することにおっさんも年齢も性別も関係ない!
今回は続編なので、大前提として物語の設定やキャラクターたちの魅力は語らずにはいられません!
まずこのドラマの魅力はなんといってもキャラクターたちが“全力で人を愛する”というブレない軸なのだと思うのです。
それがおっさん同士だろうが、年齢が離れていようが、上司だろうが部下だろうが関係ない!!!
BLというジャンルを超え、人と人の間に生まれるすべての“愛”を全肯定するのだ!!というメッセージ性すら感じます。
おっさんたちが全力で人を愛する姿が、キャッチーで滑稽ながらになんとも愛おしい。きっとそのブレない要素が世界中に愛されるコンテンツとなった所以なのではないでしょうか。
▪︎はるたんと牧のその後。
そして忘れてはならないあの人は…?
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そんな垣根を超えめでたく結ばれた春田と牧。転勤から戻ってきた牧と春田の新婚同居生活はもうニヤニヤが止まらないほどにラブラブなのですが───
そこに忘れてはならないあの人が、まさかの形で現れます。
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お互い仕事が忙しく家事代行サービスを依頼することにした春田と牧。
するとそこにやってきたのが、あの“黒澤武蔵”(部長)だった……!?!?
いや、まさか家政婦として部長が二人の前に登場するとは……
そして牧にジェラシーを抱きながらも、家政婦という立場ではるたんを傍で支えることになった黒澤武蔵の“黒澤節”が本作でも炸裂!!
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「はるたんが好き」そのただ一途な想いにより全力で突き動かされる黒澤武蔵というキャラクター。途中から何もしてなくても「もう面白いんじゃ?」と思えてくるほど本当にずっとブレずに面白いんですよね。
演じる吉田鋼太郎さんも、完全に黒澤武蔵という人間が染み込んでいるのではないかと錯覚してしまうほどに素晴らしいお芝居です…
▪︎まさかのはるたん二重使い!?
チーム公安によるもう一つの切ないラブ
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本作では、中途入社で春田の部下となった和泉幸(井浦新)とその同居人?・の男(三浦翔平)の新たなコンビが加わります。
まさかのお隣さんだった二人、とにかく謎が多いのですが、思いもよらぬ形ではるたんに特別な想いを抱いていることが判明し…………
この【和泉×菊様コンビ】その正体と隠された二人の過去に考察要素が加わり、物語に良いスパイスを与えています。
続編だからといって、これまでの設定だけで引っ張ることをせず、ちゃんと新しい要素を加えてくる巧みさ…!さすがだなと思いました。
にしても、観た人にはわかるのですが、公安ver.はるたん(正確には違う人)と春田創一とのギャップ萌えが素晴らしく、田中圭好きの私にとっては得しかない絵面でした…
▪︎パロディもどんとこいなディティールの面白さ
前作からずっとそうなのですが、このドラマいちいちディティールが面白すぎるんですよね。
例えば私が今回ダントツで一番好きだったネタが“おかかおむすび”🍙
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なんなのさ“おかかおむすびトール”って!?と毎回ツボに入っていました(笑)
毎回爽やかな笑顔で、さまざまなサイズのおかかおむすびを売り捌く菊様が早くも2024年No. 1店員です。
お家で一生おかかおむすびを仕込む菊様と、隣で全然おむすびが三角△にならない和泉もかわちぃすぎました。
そしてこの方、武川部長は本作でもグレードアップしておりましたね(笑)
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牧との恋に破れた部長が懲りずに参加する「バチェラー」「ラブ トランジット」「あいの里」などの恋愛リアリティーショーが全て実在するように、本作はパロディもてんこ盛り!
話題のドラマ「VIVANT」や「正直不動産」のネタを取り入れたり、毎話のタイトルにも「家政婦は見た」「昼顔」「帰れま10」「私を海へ連れてって」「君たちはどう生きるか」「余命一ヶ月の花嫁」など旧名作タイトルのパロディと思わしきものがたくさん!(笑)
思わず「あのドラマじゃん!!」とツッコミたくなるSNSを意識した仕掛けにもハイセンスを感じます。
▪︎さまざまな“生き方”と“関係性”
他にもシリーズ常連キャラの悩みや葛藤を通して、“歳の差婚”“嫁vs姑確執問題”“シングルマザー”など様々なテーマも取り扱われていました。
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シングルマザーのちずは、兄・鉄平夫婦に息子のことを任せきりだと一人で背負いすぎてしまったり、蝶子は自分より年下の姑との関係に悩んだり…
様々なキャラクターが“誰かと共に生きていく”中で自分はどう振る舞うべきか、壁にぶつかります。
しかし最終話で、武蔵が春田と牧との関わり方に悩む際、荒井さんが「名前のない関係があってもいいんじゃない?」とサラッと一言。
別に男だろうが女だろうが、年上だろうが年下だろうが、他人だろうが家族だろうが関係ない!
この作品が提示していることはずっと“人と人の間にある愛”なのだと改めて感じたシーンでした。
そんな最終回のタイトルは
「WE ARE FAMILY!」
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そこに“愛”があれば、別にその関係に名前なんてつけなくてもいい。
強いていうならば、“愛”で繋がれた絆はきっと“家族”のようなものなのだと。
最後にあたたかいメッセージも受け取ることができた、素晴らしい続編だったのではないかと思います!
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