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本読んで、もやもやした

モダンガール論をよみました。2000年に発行された、斎藤美奈子さんが書いた本です。
これは完全にジャケ買いみたいなテンションの、タイトル借りです。

なんでもやもやしたのかというと、、、

女性がたくましく生きていくための話でも載っているのかと思い、
この本を手に取りました。
本の目次を見てみると、だいだいの章は下の感じで。

「将来の夢、みつけた」「貧乏なんて大嫌い」「夢と現実のはざまで」
「高度成長の逆襲」「バブルが消えて、日が暮れて」


たくましく、人として生きていくために!のアドバイスがもらえるのかしらっていう期待をしていました。
読んだ感想として、1900年から2000年までの100年間の女性たちの生きざまについて記してあって。なんというか…歴史の教科書でみるような想像もできないような生活ぶりで。何の本を読んでいるんだっけ?となりました。

変わったけど変わってないな

この本のなんとも言えないところは、復習はできているけど予習ができないところ。一般的な歴史の本みたいな感じでした。かといって、予習はできるのかというのもある…なと。
冒頭の「出世」って自分自身が役職上がっていくものだと思っていたけど、
社長夫人という選択肢もあるんですよと提示されていて。うぬぬと思ってしまいました。

モダンガールは自覚もなければ意識もない。
フェミニストの思想もなければ、
差府ラジェットの議論もない。彼等はただ人間として、
欲するままに万事を振舞うだけである。
一時代前の新しき女は、私達も早く覚醒しなければならぬ、私たちはもう男性の奴隷ではない、
人間だと思って奮起した。
しかし、モダンガールははじめから男の奴隷だなどとは思っていない。

この文章が大正18年8月に発行された女性誌「女性」載っていたそうで。
120年前に、すでに、こんな考え方が発信されていたのに、、、
120年経ったけどどうだろう今。

今も昔も「育児と仕事の両立」で悩んだり、なぜこれについて女性がメインで悩むのだ!
っていう怒りもあって。永遠に解決しないの?と思ってしまったりも。
男性に読んでもらいたいかと思うと、読んでもらいたくないわけではないけど、これを読んで、「大変だったね、昔は」なんて感じで終わってほしくないな。今だって大変だよ!って。
男女、いや人間として一緒に生きていくんだよ、人間同士フェアにいこうといった想いでいっぱいです。

昔と違ってsnsとか使って、情報収集できるけど、それすら知らない人もいるんだろうなっとおもうと、最低限の知識とか周りとのふれあいとか必要だなっとも感じました。

あ~~~~たくましく生きていくぞお。

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