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【週末のバロック】Xmas 特集🎄ヘンデルの「ハレルヤ」

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

今日ご紹介する曲は、ヘンデルのたいへん有名な曲(オラトリオ)である『メサイア』の中から「ハレルヤ」のコーラスです。クリスマスの定番の曲のひとつですね。^_^


【作曲者】
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685〜1759年/ドイツ〜イギリス)

【収録アルバム】
オラトリオ『メサイア』HWV56(1742年初演)
より

【お聴きいただく曲】
第2部/第23曲「ハレルヤ」ニ長調(3分35秒)

【ポイント】
ヘンデルのたいへん有名な曲です。「ハレルヤ」とは色々な意味を含んでいる言葉ですが、日本語では「歓喜」「感謝」や「主を誉め讃えよ」などと訳されます。

ヘンデルの音楽らしい、全体的に明るくキラキラとした曲です。この曲は、ヘンデルにしては珍しく古い様式(ポリフォニー様式)を用いて作曲しているので少し分かりにくい部分もあるかと思いますが、明るい中にも古風で重厚な雰囲気が漂っていると思います。

キリスト教の音楽らしい、クリスマスに相応しい曲だと思います。^_^


【歌詞】
〔原文(英語)〕
Hallelujah!

For the Lord God Omnipotent reigneth,
Hallelujah!

The Kingdom of this world is become
the Kingdom of our Lord and of His Christ,
and He shall reign for ever and ever,
Hallelujah!

King of Kings, and Lord of Lords,
and He shall reign for ever and ever,
Hallelujah!

〔日本語訳〕
ハレルヤ!

我らの王、全能の神、彼による統治!
ハレルヤ!

この世はついに我らの王のもとに。
我らの王、キリストの王国が誕生した。
神の世界は永遠に続くのだ。
ハレルヤ!

王の中の王、主の中の主。
神の世界は永遠に続くのだ。
そう、永遠に、遥か永遠に。
ハレルヤ!

(※日本語訳は九條正博の意訳)

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル作
オラトリオ『メサイア』より
第2部・第23曲「ハレルヤ」ニ長調(3分35秒)


それでは皆さま、佳き週末の夜、そして明日は素敵な日曜日をお過ごしください。^_^

※この『週末バロック』のシリーズは毎週土曜日の夕方か夜に投稿する予定です。

©2023 九條正博(Masahiro Kujoh)
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