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【週末のバロック】Xmas 特集🎄ヴィヴァルディの「冬」

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^

12月に入りましたね。もう冬ですね。クリスマスも間近になって参りました。そこで、今週からは冬らしい、クリスマスらしい曲をお届けしたいと思います。

今日ご紹介する曲は、お馴染みのヴィヴァルディ(1678〜1741年/イタリア)が作曲した有名なヴァイオリン協奏曲集『四季』の中から「冬」です。

『四季』は、ヴィヴァルディが8番目に発表したヴァイオリン協奏曲集『和声と創意への試み』(全12曲)のうちの最初の4曲です。この最初の4曲のうちの4番目の曲に「冬」のタイトルがつけられています。


【作曲者】
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678〜1741年/イタリア)

【収録アルバム】
ヴァイオリン協奏曲集 第8集『和声と創意への試み』(1724年発表)から

【お聴きいただく曲】
『四季』よりヴァイオリン協奏曲第4番 「冬」ヘ短調(RV297)の第2楽章 (2分29秒)

【ポイント】
ヴィヴァルディの有名な『四季』の中の「冬」の第2楽章です。この曲にヴィヴァルディはこんなソネット(叙情詩)を付けています。

外ではしんしんと雪が降り積もっている。部屋の中では暖炉の火が燃えていて暖かく、穏やかで満ち足りた時が流れている。

ヴィヴァルディの音楽らしい、穏やかな明るさに満ちた優しくて温かみのある曲です。私が大好きな曲のひとつです。

ヴァイオリンのピッツィカート(弦を指で弾いてポンポンと音を出す技法)が印象的です。^_^


アントニオ・ヴィヴァルディ作
『四季』より協奏曲第4番 「冬」ヘ短調(RV297)の第2楽章(2分29秒)


それでは皆さま、佳き週末の夜、そして明日は素敵な日曜日をお過ごしください。^_^

※この『週末バロック』のシリーズは毎週土曜日の夕方か夜に投稿する予定です。

©2023 九條正博(Masahiro Kujoh)
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