捻挫を甘くみてはいけない!!

ここ数年はほとんど捻挫をしなくて済んでいたのに、雪が解け始めて、歩道が残雪でガタガタになったこの時期に!とうとうひどい捻挫をしてしまいました。
どう転んだか覚えていないのですが、足を捻ったまま、転んだのです。
しばらくの間、痛くて座り込んでしまいました。
今現在治療中です。
これを機会に、自分にも戒めの意味を込め、文章にしようと思います。
読んでくださった方々にも気を付けていただけたら幸いです。

もしも足を捻挫してしまったら
 1 )捻挫の症状をチェック!
   1.1_ 歩ける時
   1.2 _歩くと痛い時
   1.3 _腫れはないか、内出血はないか
 2) 捻挫の原因
 3) 完治期間はどのくらいか
   3.1_ 効果的な湿布の貼り方
   3.2_捻挫の後遺症 

足首捻挫

1) 捻挫の症状をチェック!
足首の捻挫は、誰でも一度は経験した事のある怪我のひとつではないでしょうか?
運動で起こることが多いですが、転倒や階段の踏み外しでも起こりますよね。
私は何もない所でも、歩いていて足首がグニャっと曲がることが多いです。
ほんの数センチの段差でも転びそうになります。
捻挫は冷やしていればそのうち治ると簡単に考えがちですが、軽視していると後遺症が残ったり、クセになることもあります。
私も子供の頃よく捻挫していて、そのうち治るものと思い、痛みがなくならないうちに
走りまわっていました。
現在のグラグラ足首はその後遺症といってもいいでしょうね。
自己判断で片付けて長引かせないためにも、捻挫の症状から状態を把握することが大切です。
今回は捻挫になる原因や解消法、捻挫のレベルによる対処の仕方を整理してみましょう。

捻挫の症状は、靱帯の傷つき具合によって、以下のような3つのレベルに分けられます。
• 軽度:
靱帯が伸びている状態(腫れはなく軽い痛みがあるが歩くことが可能)
• 中度:
靱帯が部分的に切れた状態(腫れと痛みがあり、歩くのが難しい)
• 重度:
靱帯が完全に切れた状態、関節がぐらつく(強い腫れと強い痛みがあり、立つことができない)


軽度の場合、応急処置をしっかり行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。

 1:安静にする
 2:患部を冷やす
 3:患部を圧迫する
 4:患部の位置を高くする

中度〜重度の場合は病院を受診する必要があります。
捻挫が起こるときに音がしたり、何かが切れた感覚をともなう場合は重症であることが多いです。
中度の捻挫ではテーピングで固定する必要があり、重度の捻挫で靭帯完全断裂の場合は、約2~3週間ギプスで固定してからリハビリをします。
また、重度で関節がグラグラしている場合は、靱帯断裂だけでなく骨折の可能性もあるので深刻な状態です。いずれにしても早急に診断を受けることが重要になってきます。

足の捻挫は外傷の中でも極めて頻度が高く、一説によると1日に人口1万人あたり1人が受傷すると言われているので、札幌市で言えば毎日200人くらいが捻挫している計算になるそうです。
足関節は構造上、横方向では外側より内側に大きく動くため、怪我をする頻度も内側にひねって起こることが多いのです。

足のひねり方によっては、足首の内側の靭帯や足の甲の部分の靭帯を痛める場合もあります。
また、怪我の状況が同じようであっても靭帯の損傷だけでなく、骨折となる場合があります。この場合は骨折の治療を行います。子供では特に靭帯が断裂するかわりに靭帯の付着する骨の表面が剥がれる剥離骨折となる場合があるので、たかが捻挫と侮っていると重症の怪我の治療が遅れて後遺症を残す場合もあり、注意が必要です。


1.1_ 歩ける時
少し痛みはあるものの、歩ける場合は軽度の捻挫であり、靭帯が一時的にのびている状態である可能性が高いです。
ただし、後遺症が残らないようにするには、無理して走ったりスポーツすることは避けて安静にしましょう。
大したことがなくても軽視せずに、前出の1~4の応急処置をすると治りも早いです。

ここから先は

2,056字 / 2画像

¥ 500

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?