コーポレートエンジニアってなんだろう

この記事は「Funds Advent Calender 2021」11日目の記事です。

ファンズでコーポレートエンジニアをしている mh7m です。主にファンズのコーポレートITを担当しています。

コーポレートエンジニアってなんだろう

ところでコーポレートエンジニアってなんでしょうか。

世の中には様々なエンジニアが存在します。
ファンズ内だけでも、フロントエンドエンジニア、サーバサイドエンジニア、バックエンドエンジニア、SRE、QAエンジニア、etc…

コーポレートのエンジニア?
社内の情報システム担当、所謂 情シス とは違うのでしょうか?

コーポレートエンジニア≒情シス

実際のところ、コーポレートエンジニアと情シスはほぼ同義と言って差し支えないでしょう。
いつ頃からコーポレートエンジニアと言われるようになったかは定かではありませんが、少なくとも2019年にはコーポレートエンジニア・コーポレートITエンジニアという呼称はあったようです。
参考:https://logmi.jp/tech/articles/322251

なぜコーポレートエンジニアなのか

  • スタートアップの一部の人達が「情シス」と呼ばれることを嫌がって自主的に名乗りだした

  • 採用の際に「情シス」ではなく「コーポレートエンジニア」で募集をかけることで採用率アップを狙った

実際、「情シス」という言葉にネガティブな印象を持つ人もおり、区別するために「コーポレートエンジニア」が使われ始め、スタートアップ界隈で定着した、という印象があります。

そもそも「情シス」って何

「情報システム部門」略して「情シス」です。
この言葉自体は昔から使われ続けていて、業界や規模を問わず社内に情報システムが構築されていれば、それの管理運用を担当する部門が「情シス」です。

クラウドサービスが台頭する以前は、社内のサーバ室やデータセンターに物理サーバを設置して、その中に社内情報管理用のシステムを導入して管理運用していました。

そうして出来上がったシステムは、運用が開始されると簡単には止められず、システム自体のメンテナンスや物理サーバのメンテナンスも定期的に必要で、社内の各部門から来る様々な要望に合わせて調整し…と気づけば重厚長大と化したシステムに情シスがかかりっきり、といったような話もありました。

過去にそういった経験がある人は「情シス」に対してネガティブな印象を持たれてしまうのかもしれません。

現在の「情シス」

とはいえ、現在も情シスが同様の状況かというと全くそんなことはなく、レガシーな環境を一掃してモダン化に成功した会社の情シスの話も耳に挟みます。

そのため、様々な「情シス」が存在する中でも特にWeb系やスタートアップ等一部の「情シス」が「コーポレートエンジニア」と称している、というのが実際のところなのかもしれません。

渾然一体のコーポレートエンジニア

ところで「コーポレートエンジニアと情シスはほぼ同義」と書きましたが、「ほぼ」ということは違う点があり、それは「情報セキュリティ及びその他も担当しているか」という点です。

「情シス」はその名の通り「情報システム」を担当する部門で、「情報セキュリティ」については別途セキュリティ担当の部門が存在していたりします(兼ねている会社があったらすみません)。

しかし、スタートアップではいきなりそんな人材が揃っているわけではないので、必然的にいくつかの役割は兼ねることとなります。
コーポレートITであれば、社内システムに携わるうちにセキュリティツール等も触ることとなり、自ずとセキュリティ担当も兼ねることとなります。

他にも総務労務関連のシステム、社内ネットワーク等、接点が増えれば担当領域も増えていき…まさしく「コーポレートのエンジニアリング」をしていくこととなります。

もちろん、全部が全部担当できるわけではないので、得手不得手に応じて担当や優先順位を変えたり、会社の規模が大きくなれば専任をつける等の対応もできるようになるかと思います。

結局、コーポレートエンジニアとは

ここまで書いてきて、コーポレートエンジニアとは「未来のコーポレートITの設計図を描き、その為に必要なことはなんでもやる」人達になるのかな、と思いました。

おわりに

普段コーポレートエンジニアと名乗っているけど、そもそもコーポレートエンジニアってなんだ?と思っていたことをつらつらと書いてみたら思いの外長くなりました。
とりとめのない文章ですが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。


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